【防災士が解説】防災×冬休み旅行|「帰れない夜」を想定できる人だけが安全に過ごせる

冬休みの旅行中、
災害や事故で交通が止まったとき——

多くの人が口にする言葉があります。

「まさか、今日は帰れないとは思わなかった」

防災の視点では、
それは“想定外”ではなく“想定不足”です。


■① 冬休みは「帰宅困難者」が一気に増える

冬休みは通常の平日と違い、

・観光客
・帰省客
・インバウンド
・イベント参加者

が一斉に移動しています。

そのため、
ひとつのトラブルで数万人が足止めになります。


■② 帰れない夜に起きる現実

交通が止まった夜、現場では——

・ホテルは満室
・タクシーは来ない
・レンタカーも在庫なし

「選択肢がある」と思っていた人ほど、
立ち尽くすことになります。


■③ 冬の「一晩」は命を削る

夏と違い、冬は厳しい。

・暖房のない場所
・座りっぱなし
・冷えた床

これだけで、
体力は急激に奪われます。

特に
子ども・高齢者・持病のある人は危険です。


■④ 防災的に正しいのは“早く決める人”

災害時に強い人の共通点は一つ。

「決断が早い」

・今日は移動しない
・この街で一泊する
・この場所を拠点にする

迷っている間に、環境は悪化します。


■⑤ 旅行前に決めるべき3つの基準

出発前に、これだけは決めてください。

・〇時以降は移動をやめる
・〇分以上止まったら宿を探す
・最悪〇〇で一晩過ごす

ルールがあるだけで、行動が変わります。


■⑥ 「最悪を想定した持ち物」が命を守る

旅行中でも持っておきたい最低限。

・防寒着(重ね着前提)
・モバイルバッテリー
・簡易ブランケット
・少量の食料と水

これがあるだけで、
“耐えられる夜”になります。


■⑦ 家族旅行ほど「判断役」を決めておく

家族旅行では、

・誰が判断するのか
・誰の意見を優先するのか

を事前に決めてください。

意見が割れると、
決断が遅れます。


■⑧ 旅行は「防災力の実地テスト」

旅先は、

・土地勘がない
・支援が届かない
・周囲も同時に困る

まさに
自律型避難が求められる環境です。


■まとめ|「帰れない」を前提に旅をする

冬休みの防災で大切なのは、

「帰れるかどうか」ではなく
「帰れなくても耐えられるか」

想定できる人ほど、
冷静で安全な行動ができます。

それが、
旅行中の本当の防災力です。

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