【防災士が解説】大雨警報発令中“トイレで絶対やってはいけない”5つの行動|逆流・停電・感染リスクを防ぐ

大雨警報が出ているとき、家の中で一見安全に見える場所が「トイレ」。
しかし、大雨時のトイレには“下水の逆流・停電・汚水の噴き上がり”など深刻な危険が潜んでいます。
ここでは、大雨警報中にトイレで“絶対やってはいけない”行動を5つ解説します。


■ ① 逆流の兆候があるのに水を流し続ける

大雨で下水管が満水になると、
トイレの水位が上がる「逆流の前兆」が出ます。

● ゆっくり水位が戻る
● ゴボゴボ音がする
● 排水口から臭い

この状態で水を流すと“汚水が噴き上がる”恐れがあります。
兆候があれば、絶対に流さないこと。


■ ② 長時間トイレにこもる

大雨警報のとき、トイレは

● 側溝の溢れ
● 浸水
● 落雷による停電
● 下水の逆流

これらの影響を受けやすく、実は「危険な場所」。
スマホを持ち込んで長居するのは避けましょう。


■ ③ トイレットペーパーや異物を多量に流す

大雨時の排水能力は通常より低下しています。

● ペーパーをまとめて流す
● ティッシュやおむつを流す
● 生理用品を流す

これらは詰まりの原因になり、逆流リスクが一気に高まります。


■ ④ 換気扇を止める(停電後に注意)

豪雨の停電で換気扇が止まると、
湿気・臭気がこもり、衛生状態が一気に悪化します。

停電したら、

● トイレのドアを少し開けておく
● 窓があれば短時間換気
● ランタンを置いて明るさを確保

換気をゼロにしないことが大切です。


■ ⑤ 浸水しはじめているのに“様子見”をする

トイレが一番最初に浸水する家は珍しくありません。

● 玄関
● トイレ
● キッチン

これらは家の中で最も低い位置にあるため、
早い段階で冠水することがあります。

少しでも水が入り始めたら“すぐ上階へ”移動しましょう。


■ まとめ

大雨警報中のトイレは意外な危険が集中する場所です。

● 逆流兆候があれば流さない
● 長居しない
● トイレットペーパーを多量に流さない
● 停電時は換気を確保
● 浸水を感じたら即移動

この5つを守ることで、大雨時のトイレから起こる二次災害を確実に防ぐことができます。

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