【防災士が解説】防災訓練×自律型避難④|「成功体験」が人を動かす最大のスイッチ

人は、
正しいことを知っても行動しません。

では、
何があれば動くのか。

答えはシンプルです。
「自分はできた」という成功体験です。


■① 防災で一番難しいのは「最初の一歩」

多くの人が防災でつまずく理由は、
知識不足ではありません。

・分かっている
・聞いたこともある
・必要性も理解している

それでも動けない。

なぜなら、
やったことがないからです。


■② 成功体験がある人は迷わない

過去の災害でも、

・一度でも避難訓練で歩いた人
・夜間訓練を経験した人
・雨や寒さの中で動いた人

こうした人は、
本番での判断が圧倒的に早い。

理由は単純で、
脳が「知っている行動」と認識しているからです。


■③ 訓練は「完璧」でなくていい

防災訓練というと、

・整列
・時間厳守
・失敗しないこと

が重視されがちです。

しかし、
自律型避難訓練では逆です。

・迷っていい
・間違えていい
・立ち止まっていい

その経験こそが、
本番で生きます。


■④ 小さな成功を積み重ねる

いきなり完璧な避難はできません。

だからこそ、

・玄関まで出てみる
・避難所まで歩いてみる
・別ルートを試してみる

この「小さな一歩」を
評価する訓練が必要です。


■⑤ 成功体験は「自信」になる

成功体験を持った人は、
災害時にこう言います。

「前にやったことがある」
「たぶん大丈夫」

この言葉が出るかどうかで、
行動速度は大きく変わります。


■⑥ 家族・地域単位で共有する

自律型避難は、
一人だけできても不十分です。

・家族で一度歩く
・近所で一緒に確認する
・声を掛け合う

成功体験を共有することで、
地域全体の防災力が底上げされます。


■⑦ 訓練の成果は「数字」では測れない

防災訓練の成果は、

・参加率
・所要時間

では測れません。

測るべきなのは、

・自分で判断できたか
・不安が減ったか
・次に何をするか見えたか

この“内面の変化”です。


■まとめ|一度でも「できた」を作ろう

結論です。

自律型避難を根付かせる鍵は、
成功体験を作ること

一度でも、
「自分は動けた」と思えれば、
人は次も動けます。

防災訓練は、
失敗しないための場ではなく、
一歩踏み出す練習の場

それが、
命を守る行動力につながります。

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