避難所生活は、想像以上にストレスと体調リスクが高い環境です。
しかし、たった数点の持ち物で快適さは大きく変わり、家族の安全と健康を守ることができます。
ここでは、避難所へ行くとき“必ず持って行くべき”10アイテムを、防災士の視点で厳選して解説します。
■ ① モバイルバッテリー(大容量)
避難所で最も重要なのは“電源の確保”。
スマホが使えない=情報が絶たれることを意味します。
● 10,000mAh以上
● 2台持ちも推奨
● ケーブルも忘れず
情報・連絡・ライト代わりにもなるため必須です。
■ ② ランタン(乾電池式)
避難所は夜になると驚くほど暗くなります。
懐中電灯よりも「置けるランタン」のほうが圧倒的に便利。
● 200〜400ルーメン
● 単3・単4電池対応
● 暖色モードがあると落ち着く
家族の安心度が大きく変わります。
■ ③ 耳栓・アイマスク
避難所は、
● 子どもの泣き声
● 足音
● 物音
● 明かり
これらが24時間続き、睡眠不足になりやすい環境。
耳栓とアイマスクは“体調管理に直結するアイテム”です。
■ ④ ウェットティッシュ・除菌タイプ
水が使えない避難所では、衛生管理が極めて重要です。
● 食事前の手拭き
● 子どものケア
● トイレ後
● 傷口の周りの清拭
病気・感染症リスクを下げるうえでも必須。
■ ⑤ 上着・薄いブランケット
避難所は“寒暖差が激しい”のが特徴。
体育館は特に冷え込みます。
● 羽織れるもの
● ひざ掛け
● 子ども用の小さめ毛布
体温管理は健康に直結します。
■ ⑥ マスク(複数枚)
避難所は人が密集しやすく、
咳・埃・感染対策に必須です。
● 1人あたり5〜10枚
● ジップ袋で分けて保管
衛生レベルを大幅に上げられます。
■ ⑦ 飲み物・軽い食べ物
すぐ食べられるものがあると安心感が違います。
● 水(500ml×人数分)
● エナジーバー
● ビスケット
● 乾パン
特に子どもや高齢者は早めの補給が大切。
■ ⑧ 常備薬・処方薬・目薬
避難所では薬がすぐ手に入りません。
持病がある人はなおさら重要です。
● 2〜3日分
● お薬手帳
● 絆創膏
体調悪化を防ぐための最優先アイテムです。
■ ⑨ 緊急用の現金(少額でOK)
停電時はキャッシュレスが使えない場合があります。
● 1,000円札
● 小銭少し
● 交通費程度
最低限の現金はあると安心です。
■ ⑩ 携帯トイレ(1人数個)
避難所でもトイレが混雑することがあります。
特に大雨・地震直後は“長時間待ち”のケースも。
● 男女ともに便利
● 寝る前にも安心
● 子ども用にも必須
災害時のトイレ問題は最も深刻なので、携帯トイレは有力な助けになります。
■ まとめ
避難所生活は「少しの備え」で大きく改善できます。
● モバイルバッテリー
● ランタン
● 耳栓・アイマスク
● ウェットティッシュ
● 防寒用の上着
● マスク
● 水・食料
● 薬
● 現金
● 携帯トイレ
この10点だけで、避難所での不便・不安・健康リスクを大幅に減らし、家族を守る環境が整います。

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