地震が起きたあと、すぐに外へ飛び出すのは危険です。
倒壊・落下物・ガス漏れ・火災など、二次被害のリスクが高く、
「玄関を開ける前の確認」が命を守る行動になります。
ここでは、外へ出る前に必ず確認すべき5つのポイントを分かりやすく解説します。
■ ① ガスの臭い・異音がないか確認する
地震で最も危険なのが“ガス漏れ”。
玄関へ向かう途中で、必ず以下をチェックします。
● ガスの独特な臭い
● 「シュー」という音
● ガス警報器が鳴っていないか
少しでも異常を感じたら、外ではなく窓を開けて換気が優先です。
■ ② 家の中の倒壊リスクがないか確認する
外に出る前に、まず室内の安全を確認します。
● 家具が傾いていないか
● 天井の剥がれ
● 照明器具の落下
● ガラスの散乱
避難を急ぐあまり、室内の危険に気づかずケガをするケースが多く見られます。
■ ③ 火の元の完全消火を確認する
地震直後は火災が多発しやすいタイミングです。
● ガスコンロ
● ヒーター
● ストーブ
● アイロン
● キャンドル類
電気が来ている時はブレーカーを落とすのも有効です。
■ ④ 靴を必ず履く(スリッパ・裸足NG)
外に出ると、
● 瓦
● ガラス
● ブロック片
● 金属片
が散乱している可能性があります。
スリッパでは貫通し、裸足では深刻なケガにつながります。
外へ出る=必ずスニーカー。
■ ⑤ 玄関ドアを急に全開しない
ドアを勢いよく開けると、外にある落下物や倒れている自転車が倒れ込む恐れがあります。
● 少しだけ開ける
● 外の様子を確認
● 危険がないかゆっくり判断
安全確認してから外に出るのが鉄則です。
■ まとめ
地震直後は“外に出る瞬間”が最も危険です。
● ガス・異音を確認
● 室内の倒壊リスク確認
● 火の元を完全に消す
● 必ず靴を履く
● ドアは少しずつ開けて安全確認
この5つを守るだけで、二次災害を確実に回避し、安全に避難行動へ移ることができます。

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