【防災士が解説】豪雨時“窓辺で絶対やってはいけない”5つの行動|割れ・飛散・浸水リスクから身を守る

豪雨になると、家の中で安全に見える場所が「窓際」。
しかし実際は、豪雨・強風・雷・飛来物が直撃する“最も危険な場所”のひとつです。
ここでは、豪雨時に窓辺で“絶対やってはいけない”行動を5つ解説します。


■ ① 大雨の様子を窓から長時間のぞき込む

豪雨のとき窓際に近づくと、次の危険があります。

● 飛んできた枝や瓦でガラスが割れる
● 強風で突然窓がしなる
● 雷の影響で感電の危険

特に夜は外の状況が見えにくく、危険を察知できません。
「見に行かない」が安全の基本です。


■ ② 窓を少し開けて外の音を聞こうとする

豪雨時に窓を開けると、

● 雨の吹き込み
● 浸水のきっかけ
● カーテンや家具の水濡れ
● 外の風圧で窓が壊れる

外の音が気になっても、窓は閉めること。
換気は「玄関や別の安全な窓」で短時間だけ行います。


■ ③ 窓際に座る・寝る・子どもを近づける

窓は豪雨時に最も壊れやすい場所で、割れると破片が高速で飛び散ります。

● ベッドや布団を窓辺に置かない
● 子ども机を窓際に置かない
● ペットも離す

割れた瞬間のガラスは非常に鋭く、命に関わるケガにつながります。


■ ④ カーテンを開けたままにする

カーテンを閉めるだけで、

● 飛散ガラスの直撃を防ぐ
● 部屋に飛び散る破片を減らす
● 視界を遮り、外への興味を抑える

という効果があり、ケガのリスクが大幅に下がります。
豪雨時は“必ずカーテンを閉じる”が鉄則です。


■ ⑤ 浸水が始まっているのに窓から確認し続ける

窓からのぞいて確認しようとすると、

● 窓に寄りすぎる
● 足を滑らせる
● 飛来物で割れたガラスが直撃

という危険があります。
浸水確認は“玄関の高さ”や“屋外の安全な位置”で行いましょう。


■ まとめ

豪雨のとき窓辺は“家の中で最も危険な場所”です。

● のぞき込まない
● 窓を開けない
● 人や寝具を近づけない
● カーテンは必ず閉める
● 浸水確認は別の場所から行う

この5つを守ることで、豪雨時の割れ・飛散・浸水によるケガを確実に防ぐことができます。

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