【防災士が解説】防災×冬|「音が消える」ことで危険が始まる季節

冬の災害で見落とされがちなのが「音」の変化です。雪、寒さ、密閉された室内環境は、私たちから多くの音を奪います。実はこの“静けさ”こそが、危険の始まりになることがあります。


■① 冬は環境音が一気に減る

積雪は音を吸収し、外の気配を消します。車の音、人の声、警報音まで届きにくくなり、異変に気づくのが遅れがちになります。


■② 音がしない=安全ではない

静かな状況は安心に感じやすいですが、実際には危険が進行していることもあります。ガス漏れ、火災の初期、倒壊の前兆音など、気づくべき音が消えてしまいます。


■③ 雪と寒さが警報を弱める

吹雪や閉め切った室内では、サイレンやアラート音が聞こえにくくなります。情報が届かないまま、判断が遅れるケースが冬には多く見られます。


■④ 無音が不安を増幅させる

音がない環境は、人の不安を増幅させます。特に夜間や停電時は、静けさが恐怖を強め、冷静な判断を妨げます。


■⑤ 「聞こえない前提」で備える

音に頼らない防災が冬には必要です。光、振動、触覚など、複数の感覚で異変に気づける環境づくりが重要になります。


■⑥ 冬は声も届きにくい

寒さで人は声を出しにくくなり、屋外では雪が声を吸収します。助けを呼んでも届かない状況を想定する必要があります。


■⑦ 静けさが判断を鈍らせる

音が少ないと、「まだ大丈夫」「様子を見よう」と判断が遅れがちになります。冬は、音の有無で安全を判断しない意識が重要です。


■⑧ 冬の防災は五感を広く使う

視覚・触覚・嗅覚を含めた五感で状況を確認する習慣が、冬の災害では命を守ります。音に頼らない判断力が求められます。


■まとめ|冬の防災は「静けさ」を疑う

冬の静けさは、安心のサインではありません。むしろ危険が隠れている可能性があります。

結論:
冬の防災は、「音がしないこと」を異常として捉える視点が重要です。
防災士として現場に入った経験からも、冬は異変に気づくのが遅れやすい季節だと感じています。静けさに惑わされず、五感で判断する意識が、冬の命綱になります。

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