【防災士が解説】防災×冬|被災直後に忍び寄る「詐欺」という二次災害

冬の災害では、寒さや停電といった被害の裏で、静かにもう一つの被害が広がります。それが詐欺です。被災者が弱っている瞬間を狙う行為は、まさに二次災害そのものです。防災×冬は、詐欺対策まで含めて完成します。


■① 冬の被災者は判断力が落ちている

寒さ、疲労、睡眠不足が重なる冬の被災では、冷静な判断が難しくなります。「早く何とかしたい」という焦りが、詐欺の入口になります。


■② 「今すぐ」が合言葉になる

冬の詐欺は、「今すぐ直さないと危険」「今すぐ手続きしないと損」という言葉を多用します。寒さと不安の中では、この言葉に抵抗できなくなります。


■③ 冬は修理・点検詐欺が増える

凍結、雪害、暖房故障を理由にした点検詐欺は冬特有です。「このままだと危ない」と不安を煽り、その場で契約を迫ります。


■④ 支援や給付を装う詐欺

被災者支援金、義援金、保険手続きなどを装った連絡も増えます。公的支援を装うことで、疑う気力を奪います。


■⑤ 孤立している人ほど狙われる

雪や寒さで外出できず、人と話す機会が減る冬は、孤立した人ほど狙われます。誰にも相談できない状況が、被害を拡大させます。


■⑥ 現金・キャッシュレス両方が狙われる

現金だけでなく、電子決済や口座情報も標的になります。冬の被災では「便利だから」と安易に使った手段が悪用されることがあります。


■⑦ 詐欺は生活再建を直撃する

詐欺被害は金銭だけでなく、生活再建の意欲そのものを奪います。冬の被災で体力を消耗している中では、その影響は深刻です。


■⑧ 詐欺対策も防災行動

「その場で決めない」「必ず誰かに相談する」「公的機関を確認する」。これらを事前に決めておくことが、冬の防災になります。


■まとめ|詐欺は冬の見えない災害

冬の災害では、被害の影に詐欺が潜みます。物理的な被害だけでなく、心の隙も守る必要があります。

結論:
冬の防災は、寒さと同時に「人の悪意」から身を守ることも含まれます。
防災士として被災地で話を聞く中で、詐欺に遭ったことを後悔する声を何度も聞きました。被災時ほど「一人で決めない」ことが、命と生活を守る防災行動になります。

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