春は出会いの季節です。引っ越し、入学、異動、就職によって人間関係が一新されます。しかし被災現場では、この「人間関係のリセット」が情報不足を生み、情報弱者を生む大きな要因になっています。防災×春は、人とのつながりがまだ弱い時期こそ危険が高まります。
■① 春は人間関係がゼロから始まる
新生活直後は、近所や職場、学校に知り合いがほとんどいません。困った時に「誰に聞けばいいか分からない」状態が続きます。
■② 情報は人を通じて届く
避難情報、地域の危険箇所、支援の噂。実際の災害では、公式情報より先に人づてで届く情報が数多くあります。人間関係がないと、この情報が入ってきません。
■③ 新参者は声をかけづらい
「まだ慣れていない」「迷惑をかけたくない」という心理が働き、助けを求める行動が遅れます。これが情報格差を広げます。
■④ 情報不足は判断ミスを招く
避難するべきか、様子を見るべきか。周囲の動きが見えないと、自分の判断だけに頼ることになり、結果として行動が遅れます。
■⑤ SNSだけでは地域情報は拾えない
春の新生活では、SNSに頼りがちになります。しかし地域特有の避難所事情やローカル情報は、ネットに出ないことも多くあります。
■⑥ 「知らない人」ほど取り残されやすい
被災時、人は自然と知っている人同士で助け合います。新たな人間関係の中にいる人ほど、情報や支援から取り残されやすくなります。
■⑦ 早めの関係づくりが防災になる
挨拶、顔見知り、名前を知っているだけでも情報の入り方は変わります。深い関係でなくても、防災効果は十分にあります。
■⑧ 春は「人の備え」を整える季節
物やグッズより先に、人とのつながりを整えることが、春の防災では重要になります。人間関係も防災資源です。
■まとめ|春の防災は人間関係から遅れが始まる
春は環境が変わり、人との距離が最も遠い季節です。この距離が、情報不足を生みます。
結論:
防災×春では、新たな人間関係の中で「情報弱者にならない」意識が命を守ります。
防災士として現場を見てきましたが、助かった人の多くは情報を早く受け取れていました。春の新生活では、まず人とつながることが、最も確実な防災行動になります。

コメント