梅雨の防災というと、豪雨や土砂災害が注目されがちです。しかし被災現場でじわじわ人を追い込んでいたのは、カビと湿気による生活環境の悪化でした。防災×梅雨は、水害だけでなく“住環境の劣化”まで含めて考える必要があります。
■① 梅雨は災害がなくても被害が進む
雨が続くだけで、家の中は確実に湿気ます。浸水がなくても、生活環境は静かに悪化していきます。
■② カビは体調不良の引き金になる
カビは咳、鼻水、頭痛、倦怠感を引き起こします。体調不良は判断力と行動力を確実に下げます。
■③ 濡れた物が乾かないことがストレスになる
衣類、寝具、タオルが乾かない状況は、生活の質を大きく下げます。小さな不快が積み重なり、精神的余裕を奪います。
■④ 梅雨は「家の中で避難生活」が始まる
外に逃げられなくても、室内環境が悪化すると事実上の避難生活になります。家が安全でなくなる感覚は大きな負担です。
■⑤ 湿気は防災グッズも劣化させる
非常食、紙製品、医薬品、防災用品は湿気に弱いものが多くあります。備えていても、使えなくなるリスクがあります。
■⑥ 換気できない日が続く
雨音や防犯の不安から窓を開けられず、空気が滞留します。梅雨は「閉じた生活」が続きやすい季節です。
■⑦ 不快さが「我慢」を生む
湿気による不快感は、行動を先延ばしにします。片付け、移動、避難の判断が遅れる原因になります。
■⑧ 梅雨の防災は環境を保つこと
除湿、乾燥、風を通す工夫は、被害を防ぐ立派な防災行動です。命を守る前段階として重要です。
■まとめ|梅雨の防災は住環境から崩れる
梅雨の被害は、水だけではありません。湿気とカビが生活を静かに破壊します。
結論:
防災×梅雨では、カビと湿気を制することが体調と判断力を守ります。
防災士として現場を見てきましたが、住環境が保たれていた家庭ほど、心身の消耗が少なく行動も早い傾向がありました。梅雨の防災は、水害対策と同じ優先度で住環境を守ることが不可欠です。

コメント