梅雨の防災で見落とされがちなのが「音」の問題です。大雨の音、風の音、建物に当たる雨音が重なることで、危険のサインがかき消されます。被災現場では、この音の錯覚が避難判断を遅らせていました。防災×梅雨は、目より先に耳が惑わされる季節です。
■① 雨音が異常を隠す
強い雨音が続くと、川の増水音、地鳴り、土砂の崩れる前兆音に気づきにくくなります。異常が「いつもの雨音」に埋もれます。
■② 夜の雨は判断力を鈍らせる
視界が悪い夜間、大きな雨音は不安を増幅させます。人は不安が強いほど、判断を先延ばしにする傾向があります。
■③ 家の中にいると危険が遠く感じる
雨音に包まれると、外の状況が把握できず「まだ大丈夫」と錯覚します。実際には、危険は静かに近づいています。
■④ 情報の声が聞こえにくい
テレビ、ラジオ、スマホの音声が雨音に負け、重要な情報を聞き逃すことがあります。梅雨は情報取得が難しい季節です。
■⑤ 音のストレスが疲労を生む
長時間の雨音は、無意識に神経を消耗させます。疲労は集中力を下げ、避難判断を遅らせます。
■⑥ 「慣れ」が最大の落とし穴
何日も雨が続くと、人は音に慣れます。異常な音が混ざっても、脳が危険として処理しなくなります。
■⑦ 外に出る判断が遅れる
音だけでは状況が分からず、「確認しに行く」行動が遅れます。この遅れが、避難のタイミングを逃します。
■⑧ 梅雨の防災は音を疑う
雨音が大きいときほど、情報を意識的に取りに行く必要があります。音に頼らない判断が重要です。
■まとめ|梅雨の防災は「聞こえない危険」を前提にする
梅雨は、危険の音が聞こえなくなる季節です。耳が頼れない前提で行動を決める必要があります。
結論:
防災×梅雨では、雨音に包まれている時こそ「早く動く」判断が命を守ります。
防災士として現場を見てきましたが、大雨の音に慣れてしまった人ほど避難が遅れていました。梅雨は、耳を信用しすぎないことが最大の防災になります。

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