【防災士が解説】防災×梅雨|「傘」が行動を遅らせる落とし穴

梅雨の防災で意外と見過ごされるのが、傘の存在です。雨=傘という日常の選択が、実は避難行動や安全確保を遅らせる原因になることがあります。防災×梅雨は、雨具の選び方一つで行動の質が変わります。


■① 傘は片手を奪う

傘を持つことで、手すりにつかまれない、子どもを支えられない、荷物を持てない。梅雨の避難では両手が使えるかどうかが安全性を左右します。


■② 強風と豪雨で役に立たなくなる

梅雨の大雨は風を伴うことが多く、傘は簡単に裏返ります。結果として、視界が悪化し、移動が遅れます。


■③ 足元の確認がおろそかになる

傘に意識が向くと、側溝・段差・水たまりの確認が遅れます。転倒事故は、この油断から起きます。


■④ 両手が塞がると判断が遅れる

スマホ確認、家族への声かけ、ドアの開閉。傘を差したままでは動作が一つ一つ遅くなります。


■⑤ 子ども・高齢者の補助が難しい

傘を持っていると、手をつないで歩く、体を支えるといった行動が取りにくくなります。梅雨は支え合いが重要な季節です。


■⑥ 傘が「外に出る心理的ハードル」を上げる

傘を準備してから出る、差してから動く。このワンテンポが、避難判断を先送りにします。


■⑦ レインウェアとの差は決定的

両手が空く、視界が広い、動きやすい。梅雨の防災では、傘よりレインウェアが適しています。


■⑧ 梅雨は「傘なし行動」を想定する

傘がなくても動ける装備と判断基準を持つことで、行動は早くなります。準備が心理的抵抗を下げます。


■まとめ|梅雨の防災は雨具の選択から

傘は日常では便利ですが、非常時には制約になります。梅雨はその差が顕著に出ます。

結論:
防災×梅雨では、傘に頼らず「両手が空く装備」で動けることが命を守ります。
防災士として現場を見てきましたが、両手が使えた人ほど移動が早く、安全に行動できていました。梅雨の備えは、雨具の選び方を変えることから始めるのが有効です。

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