梅雨の防災で見落とされがちなのが、玄関や勝手口といった出入口です。被災現場では「外に出ようとしたら出られなかった」という声を何度も聞いてきました。防災×梅雨は、家の出口が最初に失われる季節です。
■① 梅雨は出入口に水が集まりやすい
玄関や勝手口は構造上、外より低く作られていることが多く、雨水が集中します。数センチの水でも開閉不能になります。
■② ドアが水圧で開かなくなる
外に水が溜まると、内開きドアは水圧で開きません。気づいた時には物理的に外へ出られなくなります。
■③ 玄関収納が浸水を加速させる
靴箱や収納に置いた物が水を吸い、さらに水を引き込む原因になります。結果として浸水が早まります。
■④ 濡れた玄関は転倒リスクが高い
タイルや段差が滑りやすくなり、急いで出ようとすると転倒します。ケガが避難を止めます。
■⑤ 勝手口・裏口は確認されにくい
普段使わない出入口ほど、異変に気づくのが遅れます。梅雨は裏側から被害が始まることがあります。
■⑥ 鍵・電気が使えなくなる
浸水で電子錠や照明が使えなくなると、出入口の操作自体が困難になります。暗さが判断を鈍らせます。
■⑦ 出口が一つ前提は危険
玄関しか想定していない家庭ほど、行動が詰みます。複数の出入口を把握していないと逃げ道が消えます。
■⑧ 梅雨の防災は「出口の点検」から
水が溜まりやすい場所、開閉方向、段差。これを事前に確認するだけで、行動の余裕が生まれます。
■まとめ|梅雨の防災は出口が生きているかで決まる
逃げる意思があっても、出口が使えなければ意味がありません。梅雨は最初に出口が奪われます。
結論:
防災×梅雨では、「家の出口が使えるか」を先に確認することが命を守ります。
防災士として現場を見てきましたが、出入口を把握していた家庭ほど早く安全な行動が取れていました。梅雨の備えは、玄関から始めるのが最も現実的です。

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