梅雨の防災で見落とされがちなのが、結露とカーテンです。被災現場では、窓まわりの“いつもの湿り”に紛れて異変が見逃され、初動が遅れたケースを多く見てきました。防災×梅雨は、室内の小さな変化を遮るものを疑う必要があります。
■① 梅雨は結露が常態化する
湿度が高く、窓やサッシに水滴がつく状態が日常になります。異常と通常の境目が曖昧になります。
■② カーテンが外の変化を遮断する
閉め切ったカーテンは、雨脚の変化、水位の上昇、道路の様子を見えなくします。情報が減ります。
■③ 結露水が浸水と混同される
床や窓際の濡れを結露だと思い込み、浸水の初期サインを見逃します。判断が遅れます。
■④ サッシ下の異音に気づきにくい
水が流れ込む音や風切り音が、雨音に紛れて聞き逃されます。耳も頼れません。
■⑤ カビ臭が異変を覆い隠す
梅雨特有の臭いに慣れると、下水臭や土臭といった危険サインを異常として認識しにくくなります。
■⑥ 窓周りの物が被害を拡大する
カーテン、敷物、観葉植物が水を含み、濡れを広げます。発見がさらに遅れます。
■⑦ 夜間は遮断効果が最大化する
就寝中は視覚情報が減り、カーテンの遮断効果が致命的になります。気づいた時には進行しています。
■⑧ 梅雨の防災は「開けて確認」を習慣に
定期的にカーテンを開け、窓際と床を目視確認するだけで、初動は早くなります。
■まとめ|梅雨の防災は遮るものを疑う
結露とカーテンは快適さを守りますが、同時に異変を隠します。梅雨はこの二面性を理解する季節です。
結論:
防災×梅雨では、結露とカーテンに頼らず「見える状態」を保つことが命を守ります。
防災士として現場を見てきましたが、窓周りをこまめに確認していた家庭ほど異変に早く気づき、被害を抑えられていました。梅雨の防災は、遮断を減らす小さな習慣から完成します。

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