【防災士が解説】防災×梅雨|「換気不足」が静かに判断力を奪う季節

梅雨の防災でほとんど意識されないのが、換気不足です。雨と湿気で窓を閉め切る時間が増え、空気が入れ替わらない生活が続きます。被災現場では、この空気環境の悪化が体調不良と判断遅れを引き起こしていました。防災×梅雨は、空気が見えないリスクになります。


■① 梅雨は「閉め切り」が日常になる

雨音・防犯・湿気対策で窓を閉める時間が長くなります。結果として、室内の空気が滞留します。


■② 二酸化炭素が集中力を下げる

換気不足でCO₂濃度が上がると、眠気・頭重感・集中力低下が起きやすくなります。判断が鈍ります。


■③ 湿気と臭いがストレスを増幅する

こもった臭いは不快感を生み、精神的余裕を奪います。ストレスは意思決定の質を下げます。


■④ 調理・入浴後の空気が残る

ガス調理や入浴後の湿気・排気が室内に残り、体調不良の引き金になります。梅雨は回復が遅れます。


■⑤ 夜間ほど影響が出やすい

就寝中は換気が止まり、空気がさらに滞留します。睡眠の質が下がり、翌日の判断が遅れます。


■⑥ 空気の悪化は自覚しにくい

見えないため、「なんとなく不調」で済まされがちです。気づいた時には行動力が落ちています。


■⑦ 換気扇に頼り切るのは危険

フィルター詰まりや停止で、機能していないことがあります。梅雨は換気の冗長性が必要です。


■⑧ 梅雨の防災は「空気を入れ替える」設計

短時間の対角換気、時間を決めた換気、フィルター点検。これだけで判断力は保たれます。


■まとめ|梅雨の防災は空気環境から崩れる

空気が悪いと、人は遅れます。梅雨はこの影響が静かに積み重なります。

結論:
防災×梅雨では、換気を「健康管理」ではなく「判断力を守る備え」と捉えることが命を守ります。
防災士として現場を見てきましたが、空気環境を保てていた家庭ほど冷静で行動が早い傾向がありました。梅雨の防災は、雨対策に加えて「空気を動かす習慣」まで含めて完成します。

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