【防災士が解説】防災×夏|「露天風呂の開放感」が危険察知を遅らせる理由

夏の防災で見落とされがちなのが、露天風呂に入っている時間帯です。被災現場では、屋外の心地よさと開放感が警戒心を下げ、気象変化や異変への気づきが遅れたケースを多く見てきました。防災×夏は、露天風呂にいる時こそ注意が必要です。


■① 露天風呂は「外にいる安心感」を生む

屋外にいることで、閉塞感がなく「何かあってもすぐ分かる」という錯覚が生まれます。実際には情報から遠ざかっています。


■② 湯気と湿気で視界が奪われる

湯気や蒸気で周囲が見えにくくなり、雲行きの変化や雨脚の強まりに気づきにくくなります。


■③ 雨音が異変をかき消す

露天風呂では水音が常にあり、雷鳴や増水音、強風音が背景に溶け込みます。危険のサインが聞こえません。


■④ 天候急変への対応が遅れる

夏は局地的豪雨や雷が急に発生します。気づいた時には移動が困難になっていることがあります。


■⑤ 裸の状態が行動を遅らせる

服を着る、移動するという一手間が心理的ブレーキになります。数分の遅れが危険を招きます。


■⑥ 足元が滑りやすく転倒リスクが高い

濡れた床や石畳は非常に滑りやすく、急いだ行動ほど転倒につながります。ケガは避難不能を意味します。


■⑦ 雷は最も危険な組み合わせ

露天風呂は高所や開けた場所にあることが多く、雷発生時は極めて危険な環境になります。


■⑧ 夏の防災は「露天風呂中断基準」を持つ

雷注意報、急な風、冷たい雨。これらを感じたら即中断する基準を持つことで、初動は早くなります。


■まとめ|夏の防災は露天風呂の時間管理から

露天風呂は癒やしの時間ですが、同時に危険察知が鈍る時間でもあります。開放感が判断を遅らせます。

結論:
防災×夏では、「露天風呂にいる時ほど早く切り上げる判断」が命を守ります。
防災士として現場を見てきましたが、屋外での油断が避難遅れにつながった事例を多く見てきました。夏の防災は、気持ちよさよりも「異変にすぐ戻れる行動」を優先することが重要です。

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