大雨・台風・地震などの災害では、停電が長引くことがあります。
停電は「明かりがつかない」だけでなく、想像以上に生活全体へ大きな影響を与え、命に関わる危険を生むこともあります。ここでは、停電時に起きる問題と、家庭で準備すべき対策をわかりやすく解説します。
■ 停電が長引くと“生活の全てが止まる”
● 冷蔵庫が止まる
● 洗濯・料理ができない
● エアコンが使えない
● 携帯の充電不足
● ポンプ式トイレが流れない
● Wi-Fiが途絶える
● 電動シャッター・電動鍵が動かない
特に夏の停電は“熱中症リスク”が急上昇します。
■ 停電は「夜」が最も危険
● 真っ暗で転倒リスクが増える
● トイレや階段で事故が発生
● 懐中電灯が不足するとパニックに
● 子どもや高齢者が不安になりやすい
夜の停電は“二次被害”を起こしやすいため、事前の準備が必須です。
■ 停電で起きる深刻な問題
● 冷蔵食品が腐る(数時間〜半日で危険)
● 停電が続くとトイレが使えない(マンションは特に)
● 給湯器が動かずお風呂NG
● スマホ充電が切れ情報が断絶
● 夏は熱中症、冬は低体温症の危険
災害の停電は、通常の停電とは全く別物です。
■ 家庭で必ず準備すべき“停電対策グッズ”
● ランタン(最重要)
→ 懐中電灯よりも部屋全体を照らせる
● 懐中電灯(家族の人数分)
● モバイルバッテリー(2〜3個)
● ソーラーモバイルバッテリー
● カセットガス・コンロ
● 電池(単1〜単3を多めに)
● ポータブル電源(あると最強)
● ラジオ(情報収集用)
特にランタンは停電時の“安心感”が圧倒的に違います。
■ 停電時の冷蔵庫はどうする?
● 開けない!(温度上昇を防ぐ)
● 上段は温度が上がりやすい
● 氷や保冷剤を上段に置くと効果的
● すぐ食べる食品を優先して消費
停電が24時間続くと、多くの食品は危険です。
■ 情報確保は「命を守る行動」
● スマホ充電
● モバイルバッテリー複数
● ラジオ
● 車で充電(ガソリンは事前に満タン推奨)
停電で情報が取れなくなると、
“避難のタイミングを逃す” 危険が高まります。
■ マンションの停電は特に注意!
● トイレが流れない
● 給水ポンプ停止
● エレベーター停止
● オートロックが解除できない場合も
マンション住まいの家庭は、停電対策が必須レベルです。
■ 停電で絶対にやってはいけないこと
● ロウソクを使う(火災多発)
● ガスコンロを暖房代わりにする(不完全燃焼)
● 暗闇で階段を使う
● 一か所に物を積み上げる(転倒)
特にロウソク火災は、停電時に毎年発生しています。
■ まとめ
災害での停電は、
「明かりが消える」ではなく「生活が止まる」 という重大な問題です。
家庭で準備すべきものは、
● ランタン
● モバイルバッテリー
● カセットコンロ
● 電池
● 情報手段の確保
これだけで停電のストレスが劇的に減り、安全性も高まります。
今日からすぐにできる準備で、家族の命を守りましょう。

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