不祥事やトラブルが起きたとき、
組織の対応は「ルール」よりも
実は組織の空気(文化)に大きく左右されます。
今回の一連の事案が浮き彫りにしたのは、
防災組織において
危機対応文化そのものが防災力を左右する
という現実です。
■① 防災における「組織文化」の影響力
防災現場では、
・前例
・慣習
・暗黙の了解
こうした「空気」が、
判断に強く影響します。
文化が健全であれば、
現場は自律的に正しい判断を下します。
文化が歪めば、
マニュアルがあっても組織は機能しません。
■② 「空気で動く組織」が抱える危険
空気が支配する組織では、
・上の顔色をうかがう
・世論を過度に恐れる
・責任を避ける判断が増える
こうした行動が常態化します。
災害時にこの状態になると、
判断は遅れ、情報は歪み、
最終的に人命に影響します。
■③ 不祥事対応は文化のリトマス試験紙
不祥事が起きたとき、
組織文化は隠せません。
・事実より印象を優先するか
・冷静な検証を行うか
・現場の声を拾えるか
これらはすべて、
その組織がどんな文化を持っているかを映します。
不祥事対応は、
危機対応文化の「健康診断」です。
■④ 防災に必要なのは「問い直せる文化」
強い防災組織には共通点があります。
それは、
立ち止まって問い直せる文化です。
・本当にこの判断でいいのか
・他の選択肢はないか
・基準に照らして妥当か
これを許さない文化は、
非常時に必ず破綻します。
■⑤ 現場を守る危機対応文化の条件
健全な危機対応文化には、
次の要素が必要です。
・事実を最優先する
・異論を許容する
・プロセスを共有する
この文化があるからこそ、
現場は萎縮せず、判断力を保てます。
防災は、
人ではなく文化が支えています。
■⑥ 防災の視点で考える「信頼される文化」
災害時、
住民は組織の文化を直感的に見抜きます。
説明が曖昧
判断がぶれる
責任が不明確
こうした兆候があれば、
信頼は一瞬で失われます。
平時に文化を整えてきた組織だけが、
非常時に信頼されます。
■⑦ まとめ|防災とは「文化を育てること」
防災とは、
装備や訓練だけでは完成しません。
・問い直せる文化
・説明できる文化
・冷静でいられる文化
これらを平時から育てること。
それこそが、
非常時に命を守る
本当の防災力なのです。

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