【元消防職員・防災士が解説】防災×首都直下地震と仕事・学校|「日常が止まる」現実にどう備えるか

首都直下地震が起きたとき、
多くの人が直面するのは
「今日の仕事は?」「学校はどうなる?」という現実です。

都市型災害では、
命が助かっても
日常の継続が一気に断たれることが最大の衝撃になります。


■① 首都直下地震で「通勤・通学」は成立しない

発災直後は、

・鉄道の長期停止
・道路渋滞・通行止め
・帰宅困難者の滞留

により、
通勤・通学は事実上不可能になります。

「会社に行く」「学校に行く」
という選択肢自体が消えるのです。


■② 仕事・学業の中断が生活に与える影響

日常が止まることで、

・収入が不安定になる
・学習の遅れが出る
・生活リズムが崩れる
・将来への不安が増す

といった影響が連鎖的に起きます。

これは、
物資不足とは別の
長期的な生活リスクです。


■③ 在宅勤務・休校は「すぐ戻らない」

災害後、

・在宅勤務に切り替え
・オンライン授業再開

が期待されがちですが、

・通信障害
・電源不足
・家庭環境の制約

により、
すぐには機能しません。

「形だけ再開」は、
現場をさらに疲弊させます。


■④ 家庭で話し合っておくべき現実的なポイント

首都直下地震に備え、
家族で共有しておきたいのは次の点です。

・仕事や学校は無理に行かない
・数日〜数週間の停止を想定する
・生活優先の判断をする

これは怠けではなく、
防災行動です。


■⑤ 企業・学校側の判断に振り回されない

災害時は、

・指示が二転三転する
・連絡が遅れる
・現場と乖離した判断

が起きがちです。

そのとき重要なのは、
自分と家族の安全を最優先する
という軸を持つことです。


■⑥ 子どもに伝えておくべき大切な視点

子どもには、

・「行けなくても大丈夫」
・「安全が一番」
・「勉強は後から取り戻せる」

と、事前に伝えておくことで、
不安や罪悪感を大きく減らせます。


■⑦ まとめ|首都直下地震は「日常が止まる前提」で備える

首都直下地震では、

・仕事
・学校
・日常

が同時に止まります。

それを異常事態としてではなく、
想定内の出来事として受け止めること。

防災とは、
非常時だけでなく、
日常が戻るまでの過程を含めて考えることです。

「行けない日常」に備えること。
それが、
都市に生きる私たちに必要な
現実的な防災なのです。

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