【元消防職員・防災士が解説】防災×南海トラフ地震と「72時間の誤解」|最初の3日を過ぎてからが本当の地獄

南海トラフ地震では、
よく言われる「72時間」が
安心の目安として誤解されがちです。

確かに救助の目安は72時間。
しかし生活の厳しさは、
3日を過ぎてから本格化します。


■① なぜ「72時間で落ち着く」は危険なのか

超広域地震では、

・救助対象が多すぎる
・道路・港湾が同時被災
・人手と資機材が不足

という状況が続きます。

72時間は「区切り」であって、
回復の合図ではありません。


■② 4日目以降に一気に増える問題

現場で顕著になるのは、

・水・トイレ不足の深刻化
・疲労と睡眠不足の蓄積
・体調不良とメンタル低下

気力で動けていた人ほど、
このタイミングで崩れます。


■③ 「3日分備えたから大丈夫」が崩れる瞬間

多くの家庭は、

・3日分の水
・3日分の食料

を備えています。

しかし実際には、

・4日目から我慢が始まる
・5日目に判断が鈍る
・6日目に生活が回らなくなる

足りないのは物ではなく、持続力です。


■④ 防災で必要なのは「72時間後の視点」

重要なのは、

・最初の3日
ではなく、
4日目からどう生きるか

ここを想定しているかどうかで、
防災の質は決定的に変わります。


■⑤ 家庭でできる72時間後対策

南海トラフ地震に備え、
次を必ず考えてください。

・水とトイレは7日以上
・非常食は食べ慣れた物
・4日目以降の生活リズム

「その後」を考えることが、
命を守ります。


■⑥ 子ども・高齢者は4日目以降に一気に弱る

72時間を超えると、

・体力差
・回復力差

が明確に出ます。

「最初を乗り切ったから安心」
は最も危険な思い込みです。


■⑦ まとめ|南海トラフ地震対策は「72時間の先を考える防災」

南海トラフ地震では、

・72時間
はゴールではありません。

防災とは、
最初の山を越えることではなく、

その先の長い下り坂を安全に歩き続ける設計を作ること。

それが、
南海トラフ地震という
超巨大・長期災害を
現実として生き抜くための
本当の防災なのです。

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