【元消防職員・防災士が解説】防災×阪神・淡路大震災と「初動72時間の現実」|助けを待っても来なかった理由

1995年1月17日。
阪神・淡路大震災は、日本の防災の常識を根底から覆しました。

特に重要だったのは、
発災直後72時間は「公助がほぼ機能しなかった」という現実です。


■① 阪神・淡路大震災で何が起きたのか

阪神・淡路大震災では、

・早朝5時46分に発災
・都市直下型の激震
・木造住宅の倒壊が集中
・同時多発火災が発生

この結果、
救急・消防・警察は
一斉に被災者側に回る状況となりました。


■② なぜ「助けが来ない72時間」になったのか

理由は明確です。

・道路寸断で救助車両が動けない
・通信障害で要請が届かない
・同時多発で人手が圧倒的に不足

つまり、
助けたくても助けられない
状態でした。

これは怠慢ではなく、
大規模災害の構造的限界です。


■③ 生存を分けたのは「誰が最初に助けたか」

阪神・淡路大震災の生存者データでは、

・約8割が
 家族・近隣住民によって救出

・消防・警察による救助は
 ごく一部

でした。

この事実は、
防災の優先順位を明確に示しています。


■④ 防災で必要なのは「公助前提」を捨てること

重要なのは、

・助けが来るまで待つ
ではなく、
助けが来ない前提で動くこと

・自分で逃げる
・近くの人を助ける
・道具は身近なもので代用

これが、
都市災害での現実的な生存戦略です。


■⑤ 家庭・地域でできる阪神淡路型防災

阪神・淡路大震災の教訓として、
次を必ず確認してください。

・家具固定で圧死を防ぐ
・懐中電灯を枕元に
・近隣と顔見知りになる
・声を出して助けを呼ぶ

「助け合える距離」
が命を左右します。


■⑥ 子どもに伝えるべき阪神淡路の教訓

子どもには、

・消防がすぐ来る
ではなく、
近くの大人を頼っていい

と教えてください。

それが、
発災直後の生存率を高めます。


■⑦ まとめ|阪神・淡路大震災が突きつけた防災の原点

阪神・淡路大震災は、
こう教えました。

・公助は最後
・最初に頼れるのは自分と周囲
・備えは日常の中にある

防災とは、
特別な訓練ではありません。

日常の延長線で、命を守れる関係を作ること。

それこそが、
阪神・淡路大震災という
都市直下型災害から導き出された、
今も変わらない
防災の原点なのです。

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