【元消防職員・防災士が解説】防災×避難所の服装|「着るもの」が避難生活の質を決める現実と避難服備蓄の提案

このサイトは、元消防職員・防災士として
実際の災害現場・避難所・長期避難生活を経験してきた運営者が、
「命を守る」だけでなく、
その後の生活と尊厳を守る防災を伝えるために運営しています。

防災は一日で終わりません。
被災は長期戦です。

本サイトでは、
・自律型避難
・避難服
・耐災害力(お金・心・判断)
・壊れない避難生活
・やらなくていい防災
という5つの柱を軸に、
現場で本当に役立った知識だけを記録しています。

避難所で困るものは何か。
水、食料、トイレ──よく挙げられますが、
実は「服装」も深刻な問題になります。

災害現場では、
「着るものがない」「替えがない」「寒い・暑い」
という声が必ず上がります。

避難服の備えは、
まだ多くの家庭で見落とされている防災の盲点です。


■① なぜ避難所で服装が問題になるのか

災害時の避難は、

・着の身着のまま
・夜間・悪天候
・余震や火災で長期化

という条件が重なりやすく、
十分な衣類を持たずに避難所へ入る
ケースがほとんどです。

その結果、

・下着が替えられない
・濡れたまま過ごす
・体温調節ができない

といった問題が起きます。


■② 避難所では「普段着」は通用しない

避難所生活では、

・床に座る・寝る
・暖房や冷房が十分でない
・人目が気になる

という環境になります。

普段着では、

・冷えやすい
・動きにくい
・プライバシーを守れない

避難生活向けの服装が必要になります。


■③ 災害現場で本当に役立った服装の条件

現場経験から、
避難所で重宝された服装の共通点は次の通りです。

・重ね着しやすい
・締め付けが少ない
・速乾性がある
・下着の替えがある

「おしゃれ」よりも、
体調と尊厳を守る服が重要です。


■④ 避難服として備蓄すべき具体アイテム

家庭で備えてほしい避難服は以下です。

・長袖インナー(速乾タイプ)
・スウェットやジャージ
・防寒用フリース・羽織り
・下着(最低2〜3日分)
・厚手の靴下
・軽量の防寒具(季節対応)

ポイントは、
「1セットでは足りない」という認識です。


■⑤ 下着と靴下は命に直結する

下着や靴下を替えられないと、

・皮膚トラブル
・感染症
・冷えによる体調悪化

につながります。

特に高齢者や子どもは、
下着が替えられないことで
体調を崩しやすくなります。


■⑥ 避難服は「家族構成別」に考える

避難服は一律ではありません。

・子ども:成長を考え少し大きめ
・高齢者:前開き・着脱しやすさ
・女性:防寒+体型配慮
・仕事用とは別の動きやすさ

家族ごとに合った避難服
を準備することが重要です。


■⑦ 避難服は「非常持ち出し」と「在宅備蓄」で分ける

おすすめは、

・非常持ち出し袋:最低1日分
・自宅備蓄:数日〜1週間分

すべて持ち出そうとせず、
段階的に使える服装備蓄
を意識してください。


■⑧ 子どもには「避難所で着る服」を事前に見せる

子どもは、

・知らない服
・急な着替え

に不安を感じます。

事前に、

「これは避難の時に着る服」
と見せておくことで、
避難時の混乱を減らせます。


■⑨ まとめ|避難服の備えは「生活を守る防災」

避難所では、

・着るもの

・体温
・健康
・尊厳

を守る装備になります。

防災とは、
命を守るだけでなく、
生活と人間らしさを守る準備です。

避難服の備蓄は、
今日からできる、確実に役立つ防災対策。

「食べる・出す・着る」
この3つが揃ってこそ、
避難生活は耐えられるのです。

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