【元消防職員・防災士が解説】防災×避難服の盲点|靴下・手袋・マフラー・下着が「避難生活の質」を決める

防災備蓄というと、
どうしても目立つアイテムに意識が向きがちです。

しかし実際の避難所や被災現場で、
真っ先に不足し、最も困られるのが
次の4つです。

・靴下
・手袋
・マフラー(首元の防寒)
・下着

これらは、
小さいけれど、生活と体調に直結する必須装備
です。


■① なぜ「衣類の小物」が重要なのか

災害時は、

・長時間同じ姿勢
・床に直接座る・寝る
・冷暖房が不安定
・着替えや洗濯ができない

という環境になります。

このとき、
体の末端や肌に直接触れるものが不足すると、

・冷え
・不快感
・皮膚トラブル
・強いストレス

が一気に表面化します。


■② 靴下|体温と体力を守る最優先アイテム

避難所では、

・床が冷たい
・スリッパ生活
・長時間歩けない

ため、
足元の冷えが深刻になります。

備えるポイントは、

・厚手+薄手の2種類
・締め付けない
・替えを複数

靴下は防寒具であり、医療用品
という認識が必要です。


■③ 手袋|防寒だけでなく「安全装備」

手袋は、

・寒さ対策
だけでなく、
・がれき処理
・荷物運び
・衛生対策

にも使えます。

おすすめは、

・防寒用手袋
・作業用(滑り止め付き)

2役以上をこなせる手袋
が理想です。


■④ マフラー・ネックウォーマー|首を守ると全身が楽になる

首元は、
体温が逃げやすい場所です。

・マフラー
・ネックウォーマー

があるだけで、

・体感温度が大幅に上がる
・厚着しなくて済む
・睡眠の質が改善する

という効果があります。

軽くてかさばらない最強の防寒具
です。


■⑤ 下着|尊厳と健康を守る最重要備蓄

下着が替えられないことは、

・強い不快感
・皮膚炎
・感染症リスク
・精神的ストレス

につながります。

備える目安は、

・最低3日分
・吸汗速乾タイプ
・締め付けない

特に女性・高齢者・子どもには、
多めの備えが必須です。


■⑥ これらは「支援が遅れやすい」現実

実際の災害では、

・サイズが合わない
・数が足りない
・配布が後回し

になりやすいのが、
靴下・下着類です。

最初から自分で持っているかどうか
が、生活の安定度を大きく左右します。


■⑦ ローリングストックで無理なく備える

これらのアイテムこそ、
ローリングストック向きです。

・新しいものを普段使い
・使い慣れたものを避難用へ

特別に買い込む必要はありません。


■⑧ 家族構成別に必ず見直す

・子ども:替え多め、サイズ注意
・高齢者:着脱しやすさ重視
・女性:冷え・肌トラブル対策

一番弱い家族基準で揃えることが、
家族全体を守ります。


■⑨ まとめ|小さな衣類が避難生活を支える

靴下、手袋、マフラー、下着。

どれも地味ですが、

・体温
・体調
・ストレス
・尊厳

を守る、
避難生活の基盤装備です。

防災とは、
大きな備えだけを揃えることではありません。

小さな不快を減らすことが、大きな安心につながる。

今日ぜひ、
クローゼットの中を見直して、
「着る防災」の仕上げをしてみてください。

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