【防災士が解説】防災×家庭でできる燃料備蓄③|固形燃料という“静かで確実な非常用エネルギー”

家庭でできる燃料備蓄は、
「扱いやすさ」と「確実性」が最重要です。

その点で見落とされがちなのが、
固形燃料(アルコール・着火剤系)です。


■① 固形燃料は「非常時に強い燃料」

固形燃料の最大の特徴は、

・構造が単純
・壊れにくい
・電気不要
・着火が容易

という点です。

ガスや電気のように
止まる要素がほぼありません。


■② 何に使えるのか(現実的な用途)

固形燃料でできることは限られていますが、
それが逆に強みです。

・湯を沸かす
・レトルト・非常食を温める
・缶詰を加熱する

大量調理は無理でも、
「最低限の温かさ」を確保できます。


■③ なぜ固形燃料は“最後まで残る”のか

災害が長期化すると、

・ガスが切れる
・ボンベが尽きる
・買い足せない

という状況が必ず起きます。

その中で固形燃料は、

・軽い
・場所を取らない
・長期保管が可能

という理由で、
最後まで使える燃料になりやすいのです。


■④ どれくらい備えればいいのか

目安はとてもシンプルです。

・5〜10個
・鍋やメスティン1つ分

これだけで、
「完全に何もできない」は避けられます。

大量に備える必要はありません。


■⑤ 専用コンロがなくても使える

固形燃料は、

・簡易コンロ
・五徳
・耐熱皿+金網

など、
簡単な組み合わせで使用可能です。

「特別な道具が必要ない」
という点も、家庭防災向きです。


■⑥ 注意点(ここだけは必須)

安全のために重要なポイント。

・必ず換気する
・燃焼中は放置しない
・子どもの手の届かない場所に保管
・消火は自然鎮火が基本

これを守れば、
扱いは難しくありません。


■⑦ カセットボンベとの役割分担

燃料備蓄は“重ねる”のが基本です。

・カセットボンベ:主力
・固形燃料:保険・最終ライン

この組み合わせが、
家庭では最も現実的です。


■⑧ 固形燃料は「安心を残す燃料」

固形燃料は、

・便利
・効率的

というよりも、

「まだ何かできる」という感覚を残す燃料です。

災害後半戦で、
この感覚が人を支えます。


■まとめ|静かに効く、最後の家庭燃料

固形燃料は派手ではありません。

しかし、

・長期保管できる
・壊れにくい
・扱いが簡単

という特性から、
家庭防災の“底支え”になります。

結論:

家庭でできる燃料備蓄は、 「主力+保険」を重ねること。

固形燃料は、
その保険として最適な存在です。

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