【防災士が解説】防災×家庭でできる燃料備蓄④|炭という“原始的で最強クラス”の非常用エネルギー

家庭でできる燃料備蓄を考えるとき、
意外と忘れられがちなのがです。

しかし現場目線で見ると、
炭は「最後まで残る燃料」の代表格です。


■① 炭はなぜ防災向きなのか

炭の最大の強みは、次の一点です。

劣化しない

・長期保存が可能
・湿気に強い
・賞味期限がない

数年、十数年単位で
「そのまま使える燃料」は非常に貴重です。


■② 災害時に炭が使える場面

炭は万能ではありませんが、
以下の場面で確実に役立ちます。

・煮炊き
・湯沸かし
・簡易暖房
・屋外調理

特に、
ガス・電気が完全に止まった後半戦で強さを発揮します。


■③ なぜ炭は“長期戦向き”なのか

災害が長期化すると、

・ガスボンベが尽きる
・補充ができない
・買い足しが不可能

という状況が起きます。

その中で炭は、

・自然素材
・保管が容易
・流通停止後も残りやすい

という理由から、
最後まで使える可能性が高い燃料です。


■④ 家庭ではどの程度備えればよいか

家庭防災としては、

・炭 3〜5kg
・段ボール1箱分程度

これで十分です。

大量備蓄は不要です。
「使える選択肢を一つ残す」ことが目的です。


■⑤ 専用道具がなくても使える理由

炭は、

・七輪
・焚き火台
・耐熱ブロック+金網

など、
簡易構成で使用可能です。

特別な防災専用品でなくても成立します。


■⑥ 注意点(必ず守ること)

炭は扱いを誤ると危険です。

・屋内使用は原則NG
・一酸化炭素中毒に注意
・換気のない場所では使わない
・就寝中は使用しない

安全を守れる環境でのみ使う。
これが大前提です。


■⑦ 炭と他燃料の役割分担

家庭での現実解はこれです。

・カセットボンベ:初動〜中期
・固形燃料:保険
・炭:長期戦・最後の手段

燃料は「一種類」にしないことが重要です。


■⑧ 炭は“安心が続く燃料”

炭は効率が良い燃料ではありません。

しかし、

・確実に燃える
・最後まで残る
・精神的な安心を与える

という意味で、
非常に価値の高い防災燃料です。


■まとめ|原始的だからこそ、最後に強い

炭は古くから使われてきた燃料です。

それはつまり、
人類が長期戦を生き抜いてきた証拠でもあります。

結論:

家庭でできる燃料備蓄には、 「劣化しない選択肢」を必ず一つ入れる。

炭は、その条件を満たす
最も堅実な燃料の一つです。

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