【防災士が解説】防災×メモ術|避難生活で「何を書くか」が心と判断を守る

防災バッグに筆記用具を入れても、
「何を書けばいいかわからない」と使われないことがあります。

しかし避難生活では、
書く内容を決めておくこと自体が防災になります。


■① まず書くのは「今日やること3つ」

避難生活では、

・情報が多い
・不安が大きい
・先が見えない

この状態で考え続けると、
脳がすぐに疲弊します。

最初に書くのは、これだけで十分です。

・今日やること①
・今日やること②
・今日やること③

3つに絞ることで、
判断が一気に軽くなります。


■② 次に書くのは「困っていること」

頭の中にある不安は、
書かない限り整理されません。

例:
・寒い
・眠れない
・トイレが不安
・子どもが落ち着かない

書き出すだけで、
「全部が不安」から
「対処できる不安」に変わります。


■③ 「事実」と「感情」を分けて書く

避難生活では、
感情と現実が混ざりやすくなります。

おすすめは2列で書くこと。

・事実:水は1日2本
・感情:足りない気がして不安

こうすると、
不安が事実から来ているのか、
感情から来ているのかが分かります。

これは、
パニックを防ぐ非常に有効な方法です。


■④ 書くことで「待つ時間」が耐えられる

避難生活には、
何もできず待つ時間が必ずあります。

・支援待ち
・情報待ち
・天候回復待ち

この時間に何もしないと、
不安だけが増えます。

書くことで、
待つ時間が意味のある時間に変わります。


■⑤ 子どもにも「書かせる」

子どもは、
言葉にできない不安を抱えがちです。

・今日楽しかったこと
・嫌だったこと
・明日やりたいこと

短くて構いません。

書かせることで、
子どもの心が安定し、
親も状況を把握しやすくなります。


■⑥ 書いたメモは「消していい」

防災メモは、
きれいに残す必要はありません。

・ぐちゃぐちゃでいい
・消していい
・破っていい

目的は記録ではなく、
頭と心を軽くすることです。


■⑦ 書く=自分で自分を助ける行為

避難生活で壊れていく人の多くは、

・考え続け
・我慢し続け
・吐き出せなかった

人です。

書くことは、
誰にも頼らずできる
最も手軽なセルフレスキューです。


■まとめ|筆記用具は「心の防災グッズ」

書く内容は難しくありません。

・やること
・困りごと
・事実と感情

これだけで十分です。

防災バッグのペンとメモ帳は、
命を直接守らなくても、

判断力と心を確実に守る装備

であることを、
ぜひ覚えておいてください。

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