避難所生活で後回しにされがちなのが「薬」です。
しかし現場では、薬が足りないことが原因で体調を崩し、生活が一気に苦しくなるケースを何度も見てきました。
常備薬・処方薬の備えは、命をつなぐ防災対策です。
■① 災害直後は医療につながらない
災害発生直後は、
・病院が被災している
・医師や薬剤師が不足する
・医療機関が混雑する
といった状況が重なり、すぐに受診できないことが多くあります。
■② 支援が届くまでの「空白期間」がある
薬の支援が本格化するまでには、
数日〜1週間以上かかることもあります。
その間をどう乗り切るかが重要です。
■③ 持病の悪化は避難生活を一気に苦しくする
高血圧、糖尿病、喘息、心疾患など、
薬が切れることで症状が急激に悪化します。
体調不良は避難生活の継続を難しくします。
■④ 市販薬も重要な防災装備
処方薬だけでなく、
・解熱鎮痛薬
・胃腸薬
・下痢止め
・アレルギー薬
といった市販薬も、体調管理に直結します。
■⑤ 防災士から見た実際に多かった失敗
現場で多かったのが、
「薬はあとで何とかなると思っていた」
という声です。
しかし実際には、
・薬の名前が分からない
・処方内容を説明できない
・同じ薬がすぐに手に入らない
という問題が頻発しました。
■⑥ 薬情報のメモが命を助ける
薬の備えと一緒に、
・薬の名前
・用量
・服用時間
・持病名
を紙に書いて持つことが非常に重要です。
■⑦ 1週間分以上が目安
最低でも、
・処方薬は7日分以上
・可能であれば14日分
を目安に備えると安心です。
■⑧ 自律型避難を支える医療の備え
薬を自分で管理できることは、
支援を待たずに生活を維持する「自律型避難」の基盤です。
医療依存度を下げることが、避難生活を安定させます。
■まとめ|薬は「後回し」にしてはいけない
常備薬・処方薬は、
避難生活の中で最優先で守るべき備えです。
結論:
薬の備えは命の備え。最低1週間分と薬情報のメモを必ず準備する。
防災士としての現場経験から言えるのは、
薬を確保できていた人ほど、避難生活を冷静に乗り切れていたという事実です。

コメント