避難所生活で静かに深刻化する問題の一つが、「持病」と「服薬管理」です。
目立たないため後回しにされがちですが、命に直結する重要な課題です。
■① 避難時に薬を持ち出せないケースが多い
突然の避難では、
・常備薬
・処方薬
・吸入薬や注射薬
を持たずに避難する人が少なくありません。
自宅に戻れないことで薬が途切れます。
■② 医療機関につながりにくい
被災直後は、
・病院の被災
・医師不足
・受診待ちの長時間化
が重なり、すぐに診察を受けられないことがあります。
■③ 服薬リズムが崩れる
避難所生活では、
・時間感覚の喪失
・食事時間の不規則化
・周囲への遠慮
により、薬を飲み忘れる人が増えます。
■④ 防災士から見た実際に多かった失敗
現場で多かったのは、
「数日くらい大丈夫だろう」と自己判断してしまうこと。
結果として、
・血圧悪化
・糖尿病のコントロール不良
・持病の急変
につながる例を多く見ました。
■⑤ 誤解されがちなポイント
「支援物資に薬も含まれる」
これは誤解です。
医薬品は個別性が高く、基本的に自己管理が前提です。
■⑥ 周囲に言い出しにくい問題
・迷惑をかけたくない
・弱っていると思われたくない
こうした心理から、体調悪化を我慢する人が多くいます。
■⑦ 自律型避難としての備え
・最低1週間分の薬を常に確保
・お薬手帳や写真をスマホに保存
・家族と服薬情報を共有
これは命を守る自律型避難の一部です。
■⑧ 心と体はつながっている
体調不良は、
・不安
・孤立
・無気力
を引き起こし、メンタル悪化にも直結します。
■まとめ|薬は「命のインフラ」
避難所では、
持病や服薬管理が後回しになりがちです。
結論:
薬の備えと管理は、防災の基本中の基本。
防災士としての現場経験から、
「薬さえあれば耐えられた」という声を何度も聞きました。
日常の延長としての備えが、非常時に命を守ります。

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