冬の避難所生活で見落とされがちなのが「加湿ができない」環境です。
寒さ対策は注目されやすい一方、乾燥は静かに心身を削っていきます。
■① 冬の避難所は極端に乾燥しやすい
暖房の使用、換気不足、人の密集。
これらが重なることで、避難所の空気は想像以上に乾燥します。
家庭のように加湿器を使える環境は、ほぼありません。
■② 乾燥は喉・鼻・肌に確実なダメージを与える
喉の痛み、鼻血、肌のかゆみやひび割れ。
乾燥は小さな不調として現れますが、積み重なると体調不良の引き金になります。
■③ 感染症リスクを高める見えない要因
乾燥した空気は、ウイルスが拡散しやすい環境です。
免疫力が落ちやすい避難生活では、感染症の広がりに直結します。
■④ 乾燥は睡眠の質を下げる
喉の違和感や咳で夜中に目が覚める。
眠りが浅くなることで、疲労が回復しにくくなります。
これは長期避難ほど深刻になります。
■⑤ 子ども・高齢者ほど影響を受けやすい
子どもは喉や皮膚が敏感で、
高齢者は乾燥による体調変化に気づきにくい傾向があります。
周囲の気づきが重要になります。
■⑥ 個人でできる現実的な乾燥対策
・マスク着用で喉の湿度を保つ
・水分をこまめに摂る
・濡れタオルを近くに置く
完璧でなくても、体感は大きく変わります。
■⑦ 防災士として現場で見た誤解されがちな点
「寒くないから大丈夫」
そう思われがちですが、乾燥は温度とは別の問題です。
体調不良の原因が乾燥だと気づかれないケースも多くありました。
■⑧ 長期避難で効いてくる“地味な環境差”
加湿できるかどうかの差は、
数日ではなく数週間、数か月後に大きな差となって現れます。
不快感の蓄積が、心の余裕を奪っていきます。
■まとめ|乾燥は「見えないリスク」
加湿できない冬の避難所は、
静かに体力と免疫、気力を削っていきます。
結論:
乾燥対策は命を守る体調管理の一部
防災士として現場で感じたのは、
乾燥を軽く見ないことが、長期避難を乗り切る鍵になるという事実です。

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