冬の避難所生活で、見落とされがちなのに確実に「助かった」と感じられるのが、口腔ケア用品の存在です。歯を磨ける・口を潤せるという小さな行為が、体調管理と心の安定を同時に支えました。
■① 冬の避難所では口の中が荒れやすい
暖房による乾燥、マスク着用、飲水量の低下が重なり、口腔内は想像以上に乾きます。乾燥は、口臭や痛みだけでなく、感染症リスクも高めます。
■② 口を清潔にできると食事が楽になる
歯磨きやマウスウォッシュが使えるだけで、食後の不快感が減り、食欲が保たれます。冬の避難所では「食べられるかどうか」が体力維持の分かれ目になります。
■③ 現場で見た“気力が戻る瞬間”
現場では、歯磨きができた後に「やっと一息つけた」「気分が切り替わった」と話す人を多く見てきました。口腔ケアは、気力を立て直すスイッチになります。
■④ 口腔ケアは感染予防にも直結する
口の中を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎や体調悪化の予防につながります。特に高齢者にとって、口腔ケアは冬の健康管理の要です。
■⑤ よくある誤解
「数日磨かなくても大丈夫」「水がないから無理」という考えは誤解です。水なし歯磨きやウェットタイプの口腔ケア用品で、十分に代替できます。
■⑥ 個人でできる現実的な備え
防災専用品でなくても、歯ブラシ、歯磨きシート、マウスウォッシュ(少量タイプ)があれば十分です。普段使いの物をローリングストックするのが現実的です。
■⑦ やらなくていい防災
高価な口腔ケアセットを揃える必要はありません。使い慣れていて、無理なく続けられることが最優先です。
■⑧ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つだけです。自宅の口腔ケア用品を確認し、「水なしでも使える物」があるかチェックしてください。
■まとめ|口の中が整うと心も整う
冬の避難所で口腔ケア用品が使えたことは、体調管理と尊厳を守る大きな支えになりました。小さな清潔が、長期避難を乗り切る力になります。
結論:
冬の防災では、口腔ケアは「後回し」ではなく「体調と尊厳を守る基本」です。
防災士として現場を見てきた経験から言えるのは、口腔ケアができていた人ほど、食欲低下や体調不良を訴えることが少なかったということです。冬の備えは、口の中まで含めて考えることが重要です。

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