【防災士が解説】防災×冬|避難所で「孤立しなかった」ことが心身の崩れを防いだ理由

冬の避難所生活で、静かに効いてくるのが「孤立しなかった」という状態です。特別な支援や言葉がなくても、つながりが保たれているだけで、人は踏みとどまれます。


■① 冬は孤立が深まりやすい環境

寒さ、暗さ、疲労が重なると、人は人との関わりを最小限にしがちです。声をかける気力がなくなり、結果として孤立が進みます。冬はこの悪循環が起きやすい季節です。


■② 孤立しないだけで不調は起きにくい

誰かと挨拶を交わす、顔を知っている人が近くにいる。それだけで「見守られている」感覚が生まれます。この感覚は、体調悪化やメンタルの崩れを未然に防ぎます。


■③ 現場で見た“踏みとどまれた瞬間”

現場では、周囲とつながりが保たれている人ほど、無理を抱え込まず、早めに休みや相談ができていました。孤立していないこと自体が、予防になります。


■④ 孤立は心を先に削る

体力が残っていても、孤立すると心が先に折れます。誰にも気づかれない状態は、不安を増幅させ、判断力を奪います。冬の避難所で最も警戒すべき状態です。


■⑤ よくある誤解

「一人で静かにしている方が楽」という考えは一時的には正しく見えますが、長期化すると孤立を深めます。完全な独りは、回復を遅らせます。


■⑥ 個人でできる現実的な工夫

毎日一回、誰かと一言交わす。それだけで十分です。長い会話や深い関係を作る必要はありません。


■⑦ やらなくていい防災

無理に輪に入ったり、社交的に振る舞う必要はありません。自分のペースでつながりを保てば十分です。


■⑧ 今日できる最小行動

今日できる行動は一つだけです。挨拶や一言の声かけを、意識的に一回行ってみてください。


■まとめ|つながりが心身を守る

冬の避難所で孤立しなかったことは、心身の崩れを防ぐ大きな支えになりました。つながりは、最も身近な安全網です。

結論:
冬の防災では、孤立を防ぐことは「人間関係」ではなく「心身を守る予防策」です。

防災士として現場を見てきた経験から言えるのは、孤立が防がれていた避難所ほど、深刻な体調不良やメンタル不調が少なかったということです。冬の備えは、つながりを保つ視点まで含めて考えることが重要です。

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