冬の避難所生活で、心を支える決定打になるのが「役に立てた」という感覚です。大きな成果は不要。ほんの小さな貢献でも、その実感は無力感を押し返し、回復力を引き上げます。
■① 冬は無力感が積み上がりやすい
寒さと長期化は、人から主体性を奪います。待つ時間が増えるほど、「自分は何もできていない」という感覚が膨らみ、気力が落ちやすくなります。
■② “役に立てた”は心の燃料になる
配布を一度手伝った、整理を少し整えた、声をかけた。小さな行動でも「誰かの役に立った」という実感は、心のエネルギーを補給します。
■③ 現場で見た“立て直しの瞬間”
現場では、役に立てた実感を持てた人ほど、その後の表情が安定し、生活リズムも整っていきました。実感は回復の起点になります。
■④ 自己効力感が不安を抑える
「自分にもできることがある」という自己効力感は、不安を現実的な行動に変えます。冬の避難所では、この変換がとても重要です。
■⑤ よくある誤解
「大したことじゃない」「もっとできる人がやればいい」という考えは誤解です。小さな貢献の積み重ねが、現場を支えます。
■⑥ 個人でできる現実的なつくり方
時間・体力を区切って一つだけ関わる。「一回」「五分」で十分です。終えたら、できたことを自分で認めてください。
■⑦ やらなくていい防災
完璧主義や過度な責任感は不要です。無理をすると、回復より消耗が勝ちます。
■⑧ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つだけです。今日「誰かの役に立った小さなこと」を一つ思い出してください。
■まとめ|実感が回復を前に進める
冬の避難所で「役に立てた」感覚を持てたことは、無力感を和らげ、回復力を高める大きな支えになりました。実感は、次の一歩を生みます。
結論:
冬の防災では、「役に立てた」という実感は心の回復装置です。
防災士として現場を見てきた経験から言えるのは、小さな貢献が可視化されていた避難所ほど、雰囲気と回復が早かったということです。冬の備えは、実感を持てる余地まで含めて考えることが重要です。

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