【防災士が解説】「日焼け止めクリーム × 防災」── 日差しは“隠れた災害”。肌ダメージを防ぎ、体力を守る重要アイテム

日焼け止めクリームは美容用品のイメージが強いですが、
防災の視点では “熱中症予防・体力温存・皮膚トラブル防止” に非常に重要です。

災害時の屋外活動は、
避難・捜索・片付け・情報収集などで長時間になることが多く、
皮膚へのダメージが体力消耗へ直結 します。


■ なぜ日焼け止めが防災に必要なのか?

直射日光で体力を奪われるのを防ぐ
皮膚の炎症(やけど)で行動不能になるのを防ぐ
熱中症リスクを下げる
避難所生活での肌の乾燥・刺激を軽減
長時間の屋外作業(ボランティア等)の必需品

「日差し=敵」になる場面は非常に多いのです。


■ 日焼け止め × 防災の使い道 BEST15

(家庭にある一般的なアイテムと組み合わせた実践版)


① 帽子 × 日焼け止め

→ 日差しを直に浴びないことで体感温度が大きく下がる。


② サングラス × 日焼け止め

→ 顔の上半分のUV対策がセットで完成。


③ マスク × 日焼け止め

→ 粉じんや風の刺激から肌を守り、乾燥も防げる。


④ タオル × 日焼け止め

→ 汗をぬぐってから塗ると効果が安定。


⑤ 水 × 日焼け止め

→ 水を使った手洗い・洗顔の後は“必ず塗り直し”。


⑥ カッパ × 日焼け止め

→ 雨でも紫外線は届くため塗っておくと安心。


⑦ 虫よけスプレー × 日焼け止め

先に日焼け止め、後から虫よけ が鉄則。


⑧ スマホ × 日焼け止め

→ 屋外での長時間検索・地図確認で腕が日に焼けるのを防ぐ。


⑨ ポリ袋 × 日焼け止め

→ 持ち歩き時の液漏れ防止に使える。


⑩ 保冷剤 × 日焼け止め

→ 日焼け後の炎症を冷やす応急アイテムに。


⑪ ハンドクリーム × 日焼け止め

→ 手荒れを防ぎ、紫外線刺激も軽減。


⑫ 軍手 × 日焼け止め

→ 作業時の手の甲の日焼けを軽減しケガ予防にも。


⑬ ウェットティッシュ × 日焼け止め

→ 皮脂をふき取ってから塗ると効果UP。


⑭ 日傘 × 日焼け止め

→ 日陰+クリームで日差しを大幅カット。


⑮ ボランティア作業 × 日焼け止め

→ 腕・首・顔の炎症を防ぎ、作業効率が落ちるのを防ぐ。


■ 備蓄の目安

● 1本は 防災リュック、1本は 車載
● 家族4人なら 3~4本 が理想
● SPF50+ / PA++++ の“耐水タイプ”
● 子ども用は“低刺激タイプ”を別で準備


■ 選ぶべき日焼け止めの特徴

SPF50+ / PA++++
汗・水に強い(ウォータープルーフ)
白浮きしにくい
石けんで落ちるタイプ
敏感肌用(避難時の肌荒れ対策)


■ 注意点

● 塗り忘れた部分が“やけど状態”になることがある
● 目の周りは汗で流れてしみやすい
● 2~3時間おきの塗り直し必須
● 汚れ・汗の上から塗ると効果半減


■ まとめ

日焼け止めクリーム × 防災 は、
“肌ダメージを防ぎ、体力・行動力を守るためのUV対策アイテム”。

  1. 紫外線ダメージを防ぐことで体力を維持
  2. 熱中症予防にもつながる
  3. 屋外避難・車中泊・ボランティア活動の必需品
  4. 帽子・サングラスとセットで最強
  5. 家族全員分+車載で備蓄しておく価値が高い

日焼け止めは、
“見た目よりも命に関わる実用的な防災グッズ”です。

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