冬の地震では、「寒い」「家の中だから」と靴を履かない判断が、
ケガ・低体温・避難遅れにつながることがあります。
現場視点で、なぜ冬こそ靴が必要なのかを整理します。
■① 冬は床が一気に危険になる
地震直後の室内は、
・割れたガラス
・倒れた家具の金具
・散乱した食器
・濡れて冷えた床
が同時に発生します。
素足や靴下では、一歩で大ケガにつながります。
■② 低体温は足元から進む
冬は床が冷たく、
・素足
・薄い靴下
では、短時間で体温が奪われます。
足元の冷えは全身に影響し、判断力の低下も招きます。
■③ 余震時にすぐ動ける
余震が来た瞬間、
・外へ出る
・安全な場所へ移動する
必要が生じることがあります。
靴を履いていないと、動きが遅れ、判断を誤る原因になります。
■④ 冬は屋外に出る可能性が高い
冬の地震後は、
・暖房停止
・建物の冷え
・換気のための外出
などで、屋外に出る場面が増えます。
そのたびに靴を探すのは危険です。
■⑤ スリッパでは不十分
スリッパは、
・脱げやすい
・踏み抜きに弱い
・雪や水で滑る
という欠点があります。
底が厚く、足を覆う靴が必要です。
■⑥ 家族全員が履ける靴を準備する
冬の地震では、
・サイズ違い
・子ども用
・高齢者用
の靴がないと、誰かが動けなくなります。
玄関以外にも1足置く工夫が有効です。
■⑦ やらなくていい防災
・「家の中だから大丈夫」
・靴下のままで動く
・裸足で片付けを始める
これらは、やらなくていい防災です。
冬はまず靴が基本です。
■⑧ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つ。
就寝場所の近くに、履ける靴を置くこと。
これだけで、地震後の行動が一段安全になります。
■まとめ|冬の地震では「靴」が行動の自由を守る
冬の地震対応では、
靴を履くかどうかが、その後の選択肢を左右します。
結論:
冬の地震では、揺れが収まったらまず靴を履く。
防災士として現場を見てきて、
助かった人ほど「最初に靴を履く判断」ができていました。

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