【防災士が解説】防災×冬|冬の地震で窓ガラス破損後の寒さ対策

冬の地震では、窓ガラスの破損=一気に寒さが侵入します。
割れた窓を放置すると、低体温・体調悪化・判断力低下につながります。
現場視点で、破損直後から取るべき寒さ対策を整理します。


■① まず「近づかない・触らない」

破損直後は、

・鋭利な破片
・落下途中のガラス
・余震による追加破損

の危険があります。
素手で触らず、靴を履いて距離を取ることが最優先です。


■② 風の侵入を止めることが最優先

冬の寒さ対策で一番効くのは、風を止めることです。

・カーテンを閉める
・毛布や厚手の布を垂らす
・段ボールを立てかける

完璧に塞がなくても、風を弱めるだけで体感温度は大きく上がります


■③ ビニール・ラップ類が即戦力になる

ガラスが完全に抜けた場合は、

・ビニール袋
・ゴミ袋
・ラップ
・養生テープ

を使い、内側から覆うのが基本です。
外側作業は、寒さと危険が大きいため避けます。


■④ 部屋を一つに集約する

窓が割れた部屋は無理に使わず、

・割れていない部屋へ移動
・家族全員が一部屋に集まる

ことで、暖かさを維持できます。
部屋数を減らすことが、最も効果的な防寒策です。


■⑤ 床からの冷えも同時に対策する

窓破損時は、

・冷気が床を這う
・足元から体温が奪われる

ため、

・段ボールを敷く
・毛布を重ねる
・直接床に座らない

対策を同時に行います。


■⑥ 暖房器具は慎重に扱う

窓破損後は、

・換気過多
・転倒リスク
・可燃物接触

が起きやすくなります。
余震が続く間は暖房器具を使わない判断も重要です。


■⑦ やらなくていい防災

・素手でガラスを片付ける
・寒さを我慢する
・外側から塞ごうとする

これらは、やらなくていい防災です。
冬は「簡易で安全」が正解です。


■⑧ 今日できる最小行動

今日できる行動は一つ。

毛布・段ボール・ビニールを、すぐ使える場所にまとめておくこと。

これだけで、窓破損時の対応が一気に楽になります。


■まとめ|冬の地震では「窓対策=体温対策」

冬の地震で窓ガラスが割れた場合、
放置は低体温リスクを一気に高めます。

結論:
風を止め、部屋を集約し、床冷えを防ぐ。

防災士として現場を見てきて、
助かった家庭ほど「完璧を求めず、早く塞ぐ判断」ができていました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました