【防災士が解説】「携帯ラジオ × 防災」── スマホが使えなくても“確かな情報”が取れる命の装備

携帯ラジオは、
「昔の道具」「もうスマホでいいでしょ?」と思われがちですが、

防災の視点では “スマホより信頼できる、最強の情報ツール” です。

地震・停電・通信障害・広域災害のとき、
最も頼りになるのは 電波だけで受信できるラジオ

テレビより軽く、スマホより電池が長持ちし、
“緊急時でも情報が止まらない”のが最大の強みです。


■ なぜ携帯ラジオが防災で重要なのか?

通信障害でも確実に情報を受信できる
電池1本で長時間使える(スマホより圧倒的に省電力)
デマに惑わされず正しい情報が得られる
片手・耳だけで情報を取得でき、避難行動の妨げにならない
高齢者でも操作が簡単

ネットのデマ拡散は災害時の大問題。
ラジオは「行政・放送局の正確な情報」がリアルタイムで流れます。


■ 携帯ラジオ × 防災の使い道 BEST15

(家庭にあるものと組み合わせた実践版)


① 乾電池 × 携帯ラジオ

→ 何時間でも使える。必ず“単三 or 単四”をセットで備蓄。


② 手回し発電 × 携帯ラジオ

→ 電池切れでも動く“最強のバックアップ”。


③ モバイルバッテリー × USBラジオ

→ 最近はUSB充電型ラジオもあり、長期戦に強い。


④ イヤホン × 携帯ラジオ

→ 避難所でも周囲に迷惑をかけずに情報収集。


⑤ ウエストポーチ × 携帯ラジオ

→ 避難しながら情報を聞ける=判断が早くなる。


⑥ 懐中電灯 × 携帯ラジオ

→ 夜間避難時の最強セット(光+情報)。


⑦ ランタン × 携帯ラジオ

→ 停電時の自宅で、家族全員の情報共有がスムーズ。


⑧ 車中避難 × 携帯ラジオ

→ ガソリン節約のためエンジンをつけずに情報収集。


⑨ 災害訓練 × 携帯ラジオ

→ 実際の行動計画をリアルにイメージしやすい。


⑩ 高齢者 × 携帯ラジオ

→ スマホ操作が苦手でも“ダイヤルを回すだけ”。


⑪ テント × 携帯ラジオ

→ 夜間の避難所で静かに情報を得られる。


⑫ カセットコンロ × 携帯ラジオ

→ 暖を取るとき、同時に災害情報を聞いて安全確保。


⑬ 防寒着 × 携帯ラジオ

→ 大雨・強風の外でも両手を使わずに行動できる。


⑭ 子ども × 携帯ラジオ

→ “正しい情報の安心感”で不安を和らげる。


⑮ ノート × 携帯ラジオ

→ 伝達事項や避難情報をすぐメモできる。


■ 選ぶべき携帯ラジオのポイント

AM/FM対応(FM補完放送が聞けると強い)
手回し・ソーラー充電があれば最強
乾電池でも動くタイプ必須
イヤホンジャック付き
スピーカーの音質がクリア
軽量で持ち運びしやすいサイズ

※災害用には「多機能ラジオ(ライト+充電+ラジオ)」が特に優秀。


■ 備蓄すべき現実的な数量

● 家庭に 最少1台
● 車に1台あると安心
● 高齢者の親世帯にも1台配備すると◎
● 乾電池は家族人数 × 10本以上備えると強い


■ 注意点

● 山間部は電波が届きにくいことがある
→ 外に出る・窓際などで受信改善
● 電池の液漏れに注意(年1回はチェック)
● 多機能ラジオは“重い・操作が複雑”なモデルもある


■ まとめ

携帯ラジオ × 防災 は、
“スマホが止まっても生存に直結する情報源を持つこと”。

  1. 停電・通信障害でも正しく情報が取れる
  2. 電池が長持ちし、長期戦に強い
  3. 高齢者でも扱いやすい“超シンプル操作”
  4. 夜間避難・車中避難でも大活躍
  5. イヤホンで避難所でも静かに情報収集できる

携帯ラジオは、
“スマホの弱点をすべて補ってくれる、命を守る情報装備”です。

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