冬の避難所では、
話し相手の有無が心身の状態を大きく左右します。
これは気休めではなく、命を守る要素の一つです。
■① 不安は言葉にすると軽くなる
頭の中で渦巻く不安は、
口に出した瞬間に整理されます。
・「寒いですね」
・「眠れましたか」
この一言だけでも、
心拍や緊張が下がることがあります。
■② 話すことで異変に気づける
会話があると、
・声の震え
・反応の遅れ
・表情の変化
に気づきやすくなります。
これは体調悪化の早期発見につながります。
■③ 孤立は体調悪化を早める
話し相手がいない状態は、
・食事量が減る
・水分摂取が減る
・動かなくなる
という悪循環を生みやすく、
低体温・脱水・血栓のリスクが高まります。
■④ 冬は沈黙が長くなりやすい
寒さの中では、
人は自然と口数が減ります。
結果、
「話しかけづらい空気」が生まれ、
孤立が加速します。
意識的な一言が重要です。
■⑤ 高齢者ほど話し相手が必要
高齢者は、
・自分から声をかけない
・迷惑を避ける
傾向があります。
周囲からの声かけが命綱になります。
■⑥ 子どもの安心感にも直結する
大人同士の穏やかな会話は、
子どもにとって
・安全
・落ち着き
のサインになります。
話し相手は、空気を整える役割も担います。
■⑦ 話題は深くなくていい
必要なのは、
・天気
・食事
・今日の予定
程度の軽い会話です。
無理に励ます必要はありません。
■⑧ やらなくていい防災
・一人で耐え続ける
・話しかけるのを我慢する
これらは、やらなくていい防災です。
■⑨ 今日できる最小行動
今日できる行動は一つ。
「おはようございます」と声を出す。
それだけで、避難所の空気は変わります。
■まとめ|話し相手は心の防寒具
冬の避難所では、
毛布と同じくらい会話が人を守ります。
結論:
話し相手は、命を守る備えの一つ。
防災士としての現場でも、
何気ない会話が不安を和らげた場面を数多く見てきました。

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