「ペットと一緒に避難できる」
その言葉と、現場の現実には大きな差があります。
冬の避難所では、
その差がより厳しく表れます。
■① 同行避難=同室避難ではない
同行避難とは、
一緒に避難所へ行くことであり、
同じ空間で生活できることではありません。
この誤解が、
現場の混乱を生みます。
■② 冬は分離スペースが確保しにくい
冬の避難所では、
・暖房の関係で部屋を分けにくい
・換気制限がある
・空きスペースが少ない
結果、
ペット用スペースが後回しになります。
■③ ペットの防寒が想定以上に難しい
・床が冷たい
・外は低温
・毛布不足
人よりも低い位置で過ごすペットは、
体温を奪われやすくなります。
■④ 飼い主の負担が集中する
同行避難では、
・世話はすべて自己責任
・物資は基本的に自己確保
・相談しづらい空気
飼い主の精神的・身体的負担が増します。
■⑤ 周囲との摩擦が起きやすい
・鳴き声
・臭い
・毛
冬は閉鎖空間になりやすく、
小さな不満が大きな対立に変わります。
■⑥ 「連れてこなければよかった」と後悔する声
現場では、
「置いてくる選択も考えればよかった」
「準備不足だった」
という声を多く聞きます。
正解は一つではありません。
■⑦ 冬は選択肢が少ないからこそ事前判断が重要
冬は、
・車中避難が危険
・屋外待機が困難
だからこそ、
事前に複数の避難パターンを考えることが必要です。
■⑧ 今日できる最小行動
・地域のペット避難方針を確認する
・ケージ、防寒具、フードを準備する
それだけで、
判断の幅が広がります。
■まとめ|「現実を知る」ことが最大の備え
冬のペット同行避難は、
理想ではなく現実で考える必要があります。
結論:
正しい理解と準備が、後悔を減らす。
防災士としての現場経験上、
現実を知っていた飼い主ほど、
冷静な判断ができていました。

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