【元消防職員が解説】防災×高齢者|長期避難で高齢者が一気に弱る瞬間を何度も見てきた

現場経験から伝えたいこと!

避難所で最も変化が分かりやすいのが、高齢者です。
元気に見えていた方が、数日で別人のようになる場面を何度も見てきました。

それは病気や怪我ではなく、
「ある瞬間」をきっかけに起こることが多いのです。


■① 生活リズムが崩れたとき

高齢者は、生活リズムで体調を保っています。

・寝る時間
・食べる時間
・着替えるタイミング

これが崩れると、急激に弱ります。

避難所では、
・照明が消えない
・音が絶えない
・時間感覚が狂う

この影響は、想像以上です。


■② 着替えや清潔が保てなくなったとき

特に多かったのが、
「着替えられない状態が続いた後」の変化です。

・動かなくなる
・食欲が落ちる
・表情が乏しくなる

清潔を保てないことは、
尊厳が削られる感覚につながります。

これは精神論ではなく、身体反応です。


■③ 自分で決められなくなったとき

長期避難では、
・何時に何をするか
・どこで過ごすか

すべてが「指示待ち」になります。

この状態が続くと、
高齢者は一気に自立を失います。

「自分で決められない」ことは、
体力以上に人を弱らせます。


■④ 周囲に迷惑をかけたくないと思った瞬間

多くの高齢者が口にします。

「若い人に迷惑をかけたくない」

この言葉が出始めたとき、
心のエネルギーはかなり落ちています。

遠慮が続くと、
・必要な支援を受けられない
・回復が遅れる

という悪循環に入ります。


■まとめ|高齢者が弱る前にできること

高齢者が弱るのは、
年齢のせいだけではありません。

・生活リズム
・清潔
・自分で選ぶ余地

これらが守られているかどうかです。

結論:
高齢者防災で最優先すべきは、体力ではなく「生活と尊厳」です。

元消防職員として現場を見てきたからこそ、
早い段階での気づきが命と生活を守ると強く感じています。

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