【防災士が解説】「扇風機 × 防災」── 夏の災害で“熱中症から命を守る”最強の省エネ家電

扇風機は夏の節電アイテムと思われがちですが──
防災の視点では “停電時以外の熱中症対策で最強級の装備” です。

夏の災害は、
断水・停電・湿度上昇・風が止まる──
これらが重なり“室内熱中症”が多発します。

エアコンが使えない時、扇風機は命を守る重要なツールになります。

■ なぜ扇風機が防災に強いのか？

● 消費電力が超低い（20〜40W程度）
● ポータブル電源でも長く使える
● 蒸し暑さ・こもった空気の解消に効果的
● 換気がしやすく、室内の空気が滞りにくい
● 熱中症・脱水症状の予防に最適
● 子ども・高齢者・ペットにも安全

夏の災害は“風がないだけで命に関わる”ため、扇風機は絶対に備えておきたい家電です。

家庭にあるものと組み合わせて“効果2倍”になる15の工夫

→ 体に当てるだけで冷却効果が爆上がり。

→ 扇風機の前に置くと“簡易冷風機”になる。

→ 長時間冷風を作れる災害時の定番テク。

→ 空気循環が良くなり、熱がこもらない。

→ 室内を一気に冷やし、消費電力を抑えられる。

→ 体感温度を下げつつ、室内の空気を混ぜられる。

→ 熱を反射し、冷気を効率よく循環できる。

→ 日差しを遮断し、部屋の温度上昇を抑える。

→ 窓際に置けば“排熱”ができる。

→ 身体を濡らし、蒸発熱で体温が下がる。

→ 強制冷却になり、熱中症対策に有効。

→ 高さを調整して風を効率よく当てられる。

→ ペット同行避難でも涼しく保てる。

→ 夏は蒸れやすいが、風があると呼吸が楽になる。

→ 氷を保冷して長時間使える工夫に。

● 家庭用電源：使える（電気が生きていれば）
● 停電時：使えない
● ポータブル電源：扇風機は長時間稼働可能（最強）
● モバイルバッテリー扇風機：避難所でも使える

消費電力が非常に低いため、“停電に強い家電”といえる。

● 少ない電力で室内の体感温度を大幅に下げられる
● 高齢者の室内熱中症を強力に予防
● 換気ができない時の“空気の滞留”を防げる
● エアコンが壊れた時の代替
● 赤ちゃん・子ども・ペットにも使いやすい

熱中症は“気づいた時には遅い”ことが多いため、
風を作り続けられる扇風機は防災上とても重要です。

扇風機 × 防災は、
夏の災害時に命を守る“風のライフライン”。

夏災害では“風を作れる道具を持つこと”が命を守るカギになります。