鼻うがいは、普段は花粉症や鼻づまりのケアとして使われますが──
防災の視点では “避難生活の健康管理に超効果的な衛生ツール” です。
避難所・在宅避難・片付け作業では、
ホコリ・カビ・砂ぼこり・乾燥・ウイルスが大量に舞い、
鼻や喉に負担がかかります。
鼻うがいは、そのリスクを大幅に減らす“災害向けセルフケア”です。
■ なぜ鼻うがいが災害時に有効なのか?
● 粉じん・ホコリ・カビを洗い流せる
● 火災現場後の“すす”吸い込みリスクを軽減
● 避難所での感染症対策として優秀
● 喉の乾燥・鼻づまりの悪化を防ぐ
● 花粉・PM2.5が多い季節の避難にも強い
避難生活では、呼吸器の不調が体力低下につながるため
“鼻のケア”は非常に大切です。
■ 鼻うがい × 防災
家庭にある道具と組み合わせて便利に使う15の方法
① 生理食塩水 × 鼻うがい
→ 災害時でも自作でき、痛みが少ない。
② ペットボトル × 鼻うがい液
→ 洗浄液を作ったら保管しやすい。
③ 計量スプーン × 塩
→ 生理食塩水を正確に作る必需品。
④ 電子レンジ × 温め
→ 食塩水を少し温めると鼻に優しい(人肌程度)。
⑤ ウェットティッシュ × 鼻ケア
→ うがい後の水滴拭きに便利。
⑥ マスク × 鼻うがい
→ 粉じんが舞う状況では“防御+洗浄”の二段構え。
⑦ 加湿器 × 鼻うがい
→ 乾燥を抑え、鼻うがいの効果が長持ちする。
⑧ 温タオル × 鼻づまり
→ 鼻を温めると鼻うがいが通りやすくなる。
⑨ コップ × 自作液
→ ペットボトルがない時でも代用可。
⑩ 洗面器 × 洗浄サポート
→ 飛び散り防止にあると便利。
⑪ ポータブルライト × 夜間ケア
→ 避難所での夜でも安全に鼻うがいできる。
⑫ 防寒具 × 鼻うがい
→ 冬の寒さで悪化する鼻づまりの緩和に有効。
⑬ 保温ボトル × 洗浄液
→ 災害時でも温かい食塩水が作れる。
⑭ 使い捨て紙コップ × 衛生的
→ 避難所では個別で使用するのが安心。
⑮ 小分け塩パック × 防災袋
→ 計量不要で“どこでも鼻うがい”が可能に。
■ 災害で鼻うがいが必要になる場面
● 家屋倒壊の片付けで粉じんまみれになる
● 避難所でホコリと乾燥が強い
● 火山灰・強風などでPM量が急増
● 冬の避難で鼻が乾燥しやすい
● 感染症が流行する避難環境
呼吸器トラブルは避難生活の大敵です。
■ “生理食塩水の作り方”(災害時も使える)
● 水:500ml
● 塩:4.5g(小さじ1弱)
※塩の量が多いと痛い
※真水で鼻うがいは刺激が強すぎるためNG
※人肌程度(37℃前後)に温めると快適
■ 鼻うがいが災害に強い理由
● 片付け作業の粉じんによる炎症を防ぐ
● 避難所の乾燥や衛生環境の悪さを補える
● 風邪・ウイルスの初期防御に役立つ
● 子ども・高齢者でも使いやすい
● 避難生活が長期化しても続けやすい
目に見えない“空気の汚れ”への対策は、
実は災害時の健康維持の大きなポイントになります。
■ まとめ
鼻うがい × 防災 は、
避難生活の呼吸器トラブルを大幅に減らす健康ケア。
- 粉じん・ホコリ・カビを洗い流せる
- 自作食塩水でどこでも実施可能
- 避難所の乾燥・感染症対策に強い
- 鼻づまりを改善し、睡眠の質も上がる
- 子ども・高齢者にも使いやすい
“呼吸を守ること”は、災害時の体力維持に直結します。
鼻うがいは、そのための最強のセルフケアです。

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