【防災士が解説】「岩塩 × 防災」── 調味料の枠を超えて“災害時に役立つ万能アイテム”になる理由

岩塩（ヒマラヤ岩塩など）は、普段は料理用として使われますが、
実は 災害時に思わぬ力を発揮する“万能アイテム” です。

塩は腐らず、調味・殺菌・保存・水分補給のサポートなど、
避難生活のあらゆる場面で役立つ“災害の味方”。

家庭にある岩塩をうまく活用すれば、
在宅避難の快適さがぐっと上がります。

■ なぜ「岩塩」が防災で役立つのか？

● 保存性が極めて高い（ほぼ無限）
● 高温・湿気でも劣化しにくい
● ミネラルが豊富で体調維持に強い
● 少量で料理の味を調整できる
● 熱中症・脱水の補助になる
● 単体でも“食べ物の保存”に使える

災害時の「塩分・ミネラル不足」は体調不良の原因になるため、
塩は非常に重要な役割を持ちます。

家庭でできる“15の実用ワザ”

→ 鼻うがい、うがい、目の洗浄に使える。

→ 水だけ飲むと危険。塩を少量なめることで塩分補給。

→ 水・砂糖・岩塩で災害時の点滴代わりになる飲み物。

→ レトルト食品に飽きたときの味変に最強。

→ 長持ちする“災害用の簡易保存技術”。

→ 岩塩の吸湿効果で、避難所や車中泊のニオイ対策に。

→ 湿気取りの代用品として使用可能。

→ リラックスと血行促進。避難生活のストレスケアに。

→ 強い殺菌効果があるが、濃度は必ず薄く。

→ 歯磨き粉がない時に、塩を少量つけると清潔を維持。

→ 炭の火力を安定させる効果がある。

→ 塩分不足で疲労が出た時に、味噌汁やスープに足せる。

→ 災害時の常温保存食として優秀。

→ 温かい飲み物＋岩塩で塩分補給、寒冷時の体力維持に。

→ 水分だけだと危険。塩でミネラル補給が必要。

災害時は料理が非常にシンプルになります。

● パスタ
● おにぎり
● スープ
● じゃがいも
● トマト缶
● パン

ほぼどんな食材にも合い、
少し足すだけで十分な味になる“強い調味料”です。

※ 岩塩はそのまま舐めすぎると
→ 胃痛・高血圧・脱水を悪化させる可能性あり
※ 必ず“少量”が原則
※ 心臓・腎臓疾患の人は注意が必要

岩塩 × 防災は、
調味料の枠を超えた“万能防災アイテム”。

岩塩は“家にあるだけで頼れる防災ツール”。
日常使いしながら、非常時には最高の力を発揮します。