【防災士が解説】「魚釣り × 防災」── 釣りの知識と道具は“災害時のサバイバル力”を大幅に高める

魚釣りはレジャーですが、
防災の視点で見ると “食料確保・水辺の危険予測・安全行動” の力がつく、
非常に役立つスキルです。

特に災害時は、海・川・池などの水辺が危険地帯となり、
自宅避難でも「水害」「津波」「高波」の危険が迫ることがあります。

釣り経験者は、
● 水位の変化
● 潮の流れ
● 波の高さ
● 地形の癖
● 天候
などを読む力があるため、“災害時の危険予測力”が段違いです。

さらに、釣り道具は食料確保や生活改善にも使えます。


■ なぜ「魚釣り」が防災につながるのか?

● 水辺の危険感受性が高まる
● 天候悪化を察知する力が身につく
● 命を守る“退避判断”が上手くなる
● 停電・断水時に食料確保の選択肢になる
● ロープワーク・ナイフワークが身につく
● 自然環境を読むスキルが災害と直結

釣り好きは、自然災害に強い“観察力”をすでに持っています。


■ 魚釣り × 防災

実際に使える15のメリット


① 水位の変化に敏感になれる

→ 豪雨・台風前の“危険サイン”に早く気づく。


② 潮の満ち引きを理解できる

→ 津波・高潮の危険性の感覚が高まる。


③ 天気の急変に素早く反応できる

→ 黒雲・風向きの変化・気圧で判断できる。


④ ロープワークが身につく

→ 避難所での固定作業や荷物の結束に役立つ。


⑤ ナイフの扱いが上手い

→ 簡易調理や応急処置、紐の切断に役立つ。


⑥ 停電時の食料確保ができる

→ 魚介類が取れる地域では“生命線”になる。


⑦ サバイバル能力が高まる

→ 火起こし・調理・水場判断など、災害時でも応用可能。


⑧ 夜の水辺の危険感覚が身につく

→ 災害後に“近づいてはいけない場所”が直感でわかる。


⑨ 救助スキルの基礎が身につく

→ 長靴の落水、海の流れ、足場の危険を理解している。


⑩ 水害後の“水際危険エリア”判断ができる

→ 地面の崩れ方・流木・濁流の危険性を知っている。


⑪ 家族の安全管理がうまくなる

→ 子どもが水辺に近づく危険を瞬時に気づける。


⑫ 釣具がそのままサバイバル用品に

● ナイフ
● ロープ
● ヘッドライト
● クーラーボックス
● レインウェア
→ 全て災害で役立つ。


⑬ 車中泊 × 釣り装備

→ ランタン・寝袋・チェアが避難生活でも活躍。


⑭ 釣りの知識が“危険予測教育”に使える

→ 子どもに水辺の危険を伝えやすい。


⑮ ストレスケア

→ 災害後の心のケアとして釣りのリフレッシュ効果は高い。


■ 防災目線で揃えておくと良い“釣り用品”

● ヘッドライト(夜の避難にも◎)
● ロープ(結束にも救助にも)
● フィッシングナイフ
● クーラーボックス
● レインウェア
● 防水バッグ
● 偏光サングラス(瓦礫や地面の反射確認に役立つ)

すべて、災害時にも使用できる“二刀流装備”です。


■ 魚釣りは“危険な水辺への敬意”を育てる

釣りをしている人は、
「水辺がどれほど危険か」を本能的に理解しています。

この感覚は、
豪雨の時の川、高潮の時の海、津波後の入り江など、
災害時の判断を大きく左右します。


■ まとめ

魚釣り × 防災 は、
“自然の危険を読む力”と“サバイバル力”を同時に鍛えられる最強スキル。

  1. 水辺の危険予測ができる
  2. 天候変化の判断が上手くなる
  3. サバイバル道具を扱える
  4. 食料確保の選択肢になる
  5. 子どもの安全教育にも使える

釣りは、単なる趣味ではなく、
“災害に強い人間になるための自然教室”です。

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