冬の防寒対策として身近なカイロは、使い方を誤ると低温やけどを引き起こします。避難所や停電時など、長時間使用しがちな場面ほど注意が必要です。安全に使うための判断基準を整理します。
■① 低温やけどは「熱くない」のに起きる
低温やけどは、強い熱さを感じなくても、同じ場所に熱が当たり続けることで起こります。気づいた時には皮膚が損傷しているケースもあります。
■② 直接肌に貼るのは危険
貼るタイプのカイロを肌に直接貼ると、低温やけどのリスクが高まります。必ず衣類の上から使用することが基本です。
■③ 就寝中の使用は特に注意
寝ている間は熱さに気づきにくく、体勢も変わりにくいため、低温やけどが起きやすくなります。就寝時の使用は避ける判断が必要です。
■④ 長時間同じ場所に当てない
腰やお腹など、同じ部位に長時間当て続けるのは危険です。位置をこまめに変えることでリスクを下げられます。
■⑤ 高齢者・子どもは特に注意が必要
感覚が鈍くなりやすい高齢者や、異変を伝えにくい子どもは低温やけどに気づきにくい傾向があります。周囲の見守りが重要です。
■⑥ 濡れた衣類との併用は危険
汗や雨で濡れた衣類の上から使うと、熱がこもりやすくなります。使用前に衣類が乾いているか確認しましょう。
■⑦ 防災士から見た実際に多かった失敗
現場で多かったのは、「寒いから一晩中使った」というケースです。翌朝になって水ぶくれや痛みに気づく例がありました。
■⑧ 今日できる最小の備え
カイロを使う時のルールを家族で共有しましょう。「肌に直接貼らない」「寝る時は使わない」だけでも事故は防げます。
■まとめ|カイロは便利だが使い方次第で危険になる
カイロは正しく使えば心強い防寒アイテムですが、誤った使い方はケガにつながります。安全な使い方を知ることが防災です。
結論:
カイロは「貼り方・時間・使う場面」を守ることで安全に使えます。
防災士として現場を見てきた中で感じたのは、低温やけどの多くが「知らなかった」ことによる事故だったという点です。自分の体を自分で守る判断を持つ自律型避難の意識が、冬の防寒でも命と健康を守ります。

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