ハザードマップは“見ても意味がない”は誤解。正しい見方を知れば命が守れます【防災士が解説】

「ハザードマップって難しい」

「見てもよく分からない」

「自分の家が安全かどうかだけ知りたい」

そんな声を、現場で本当によく聞きます。

でも実際には、

ハザードマップは 命を守るための“答え”が載っている地図 です。

私は 防災士・地方自治体の防災担当職員として、

被災地派遣の経験がありますが、

✅ 浸水する場所

✅ 土砂災害が起きる場所

✅ 避難場所の位置

✅ 危険な時間帯

すべて、ハザードマップを見れば分かります。

今日は「難しいことは一切なし」の、

一番わかりやすい使い方をまとめました。

■ まずは自治体ホームページへ

市町村名+「ハザードマップ」で検索できます。

例)

・福岡市 ハザードマップ

・北九州市 ハザードマップ

・飯塚市 ハザードマップ

ほとんどの自治体は PDFまたは地図サイトで見られます。

■ 見るべきポイントは3つだけ

✅① 自分の家は「浸水」するのか?

色の濃さで深さが分かります。

✔ 黄色…浅い

✔ オレンジ…膝〜腰

✔ 赤…家の1階が浸水レベル

家が浸水する場所なら

車も浸水する可能性が高く、夜は特に危険です。

✅② 「土砂災害警戒区域」に入っていないか?

山沿い・斜面の近くの家は要注意。

✔ 土石流

✔ 崩壊

✔ がけ崩れ

夜に雨が降っている時は、逃げ遅れが命取りになります。

✅③ 最寄りの「避難所」と「高台」

避難所までのルートが安全とは限りません。

✔ 川沿いは危険

✔ 真っ暗になると水が見えない

✔ 用水路は転落リスクあり

昼間のうちに、

実際に歩いて道を確認すると安心です。

■ 見る時のコツ

✅ 住所を入力できるマップなら「自宅」「職場」「学校」を全部チェック

✅ 一つ上の階層(自治体全域)で見ると、浸水しやすいエリアが分かる

✅ 水害と土砂災害の地図は別になっていることが多いので注意

✅ アプリ(防災・地図系)をスマホに入れておくと便利

■ ハザードマップを見ると分かる「意外な事実」

✔ 道1本だけで安全・危険が変わる

✔ 高級住宅街でも浸水する場所はある

✔ “海から遠い場所”でも水害は起きる

✔ 用水路・川・地下街は、夜が一番危険

自宅が安全でも、

「避難途中が危険」なケースは本当に多いです。

■ まとめ

  • ハザードマップは命を守る地図
  • 浸水・土砂・避難先がすべて分かる
  • 家よりも「避難ルート」が重要
  • 子ども・高齢者がいる家庭は特に確認しておく

災害は、

“知識がある人”と“知らない人”で助かる確率が変わります。

この記事を読んだ今日が、

家族を守る「最初の行動日」にしてください。

■ コメント歓迎

私は 防災士・地方自治体の防災担当職員として、

被災地派遣の経験をもとに発信しています。

✅ ハザードマップの見方で分からない場所

✅ 家の危険度が知りたい

✅ 高齢の家族や子どもの避難が心配

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