【防災士が解説】防災×落葉|排水溝の詰まりで起こる災害と判断基準

秋は見落とされがちですが、落葉が原因で起きる災害が確実に増える季節です。「ただの落ち葉」と油断すると、浸水・冠水・転倒事故につながります。排水溝の詰まりがどんな災害を引き起こすのか、判断基準を整理します。


■① 落葉は排水を一気に止める

落葉は水を含むと重なり合い、排水溝を完全に塞ぎます。少量でも、流れを止めるには十分な量になります。


■② 短時間の雨でも冠水が起きる

排水が機能しないと、通常なら問題ない雨量でも道路や敷地が一気に冠水します。想定外の浸水が起こります。


■③ 側溝あふれは足元事故を招く

水で側溝の境界が見えなくなり、転倒や転落事故が発生します。高齢者や子どもほど影響を受けやすくなります。


■④ 車のスリップ事故につながる

落葉が水を含むと非常に滑りやすくなります。ブレーキが効きにくく、低速でも事故が起きます。


■⑤ 排水逆流で住宅被害が出る

詰まりがひどいと、排水が逆流し、玄関や床下へ浸水します。建物被害は後処理が大きな負担になります。


■⑥ 夜間は危険が見えにくい

暗い中では水たまりと冠水の区別がつきません。深さを誤認し、無理な移動をしてしまいます。


■⑦ 防災士から見た実際に多かった失敗

現場で多かったのは、「雨が強くなってから落葉を片付けよう」としたケースです。水に足を取られ、作業自体が危険になっていました。


■⑧ 今日できる最小の備え

自宅前の排水溝を一か所だけ確認してください。一か所でも流れが確保されていれば、被害は大きく変わります。


■まとめ|落葉対策は浸水防止の基本

落葉は小さな原因ですが、災害の引き金になります。事前の一手が被害を防ぎます。

結論:
落葉は「雨の前に取り除く判断」が災害を防ぎます。

防災士として現場を見てきた中で感じたのは、被害が出なかった地域ほど「雨が降る前に動いていた」という点です。身近な環境に目を向けて先に対処する自律型避難の意識が、秋の浸水・事故から命と暮らしを守ります。

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