春は支出が増えやすく、家計の中に「気づかない弱点」が生まれやすい季節です。災害時に困る家庭の多くは、収入よりも支出構造に問題があります。家計簿を防災目線で見直し、春に潜む“災害に弱い支出”を見つける考え方を整理します。
■① 家計簿は防災の診断書になる
家計簿は節約のためだけのものではありません。災害時に機能しない支出を見つけるための重要な資料になります。
■② 春は「固定費の見直し漏れ」が起きやすい
新生活で忙しく、通信費・保険・サブスクの見直しが後回しになりがちです。ここに無駄が残ると、非常時の余力が消えます。
■③ 使途不明金は災害時の弱点
家計簿で「その他」「雑費」が多い家庭ほど、災害時の判断が遅れます。お金の流れが曖昧だと、非常時に使える金額が分かりません。
■④ 春のイベント費は調整可能な支出
歓送迎会、行事、レジャー費はゼロにしなくても調整できます。一部を防災費に回す判断が現実的です。
■⑤ 防災に回せない家計はリスクが高い
毎月、防災に1円も回せない家計は、災害対応力が極端に低くなります。少額でも固定枠を作ることが重要です。
■⑥ 家計簿で「止められる支出」を探す
災害時に真っ先に止められる支出が多いほど、家計は強くなります。止められない支出ばかりの構造は危険です。
■⑦ 防災士から見た実際に多かった失敗
現場で多かったのは、「収入はあるのに、災害対応資金が出せなかった」家庭です。家計簿上の無意識支出が足を引っ張っていました。
■⑧ 今日できる最小の行動
家計簿を開き、「災害時に止められない支出」と「止められる支出」を分けて書き出してください。それだけで家計の耐災害力が見えてきます。
■まとめ|家計簿は防災力を高める道具
家計簿は節約ではなく、命と生活を守るために使うものです。
結論:
家計簿で“災害に弱い支出”を見つけて潰すことが、防災に強い家計を作ります。
防災士として現場を見てきた中で感じるのは、被害を抑えられた家庭ほど「お金の使い道が見える化されていた」という点です。判断を迷わせない家計構造という自律型避難の意識が、春の災害から家計と命を守ります。

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