大雨になるとテレビやスマホに表示される「キキクル」。
これは、気象庁が提供する “災害発生の危険度を色で知らせる” 情報システム。
避難の迷いをなくすための、命を守るツールです。
■ キキクルとは?
気象庁が提供する
大雨による災害発生の危険度を5段階で色表示する地図。
表示される災害は以下の3つ。
● 土砂災害
● 河川氾濫
● 浸水害
どの地域が危険なのかが一目でわかる。
■ キキクルの色の意味(重要‼)
| 色 | 危険度 | 行動 |
|---|---|---|
| 黄色 | 注意 | 状況を確認 |
| 赤 | 警戒 | 早めの避難準備を |
| 紫 | 危険 | 災害発生の恐れ大。避難すべき状況 |
| 黒 | 非常に危険 | すでに災害が発生している可能性大。命を守る行動が必要 |
紫と黒は“迷ってはいけない色”。
■ なぜキキクルは信頼できるのか?
● 雨量
● 地形
● 過去の災害データ
● 土壌の水分量
● 河川の状況
これらの膨大なデータからAIが危険度を即時判断。
予測ではなく、「今まさに危険か」 を示すリアルタイム情報。
■ キキクルを見るべきタイミング
▼ ① 大雨警報・洪水警報が出たとき
→ 危険地域か“色で判断”できる。
▼ ② スマホの大雨通知が来たとき
→ 家の周囲の状況を確認。
▼ ③ 夜間の大雨
→ 周囲が見えないため、キキクルが命綱になる。
■ キキクルを使った“避難判断”
● 地図が紫になったら:避難の準備は終わっている状態
● 地図が黒になったら:外は危険。2階以上に避難(垂直避難)
“黒”を見た瞬間に避難行動をとるのは遅い。
黒になった時点で外は危険すぎるため、
2階以上へ避難するのが基本対応。
■ キキクルでやってはいけないこと
● 色が変わるまで様子見
● 川を見に行く
● 夜に避難するときに単独行動
● 「自分の地域は大丈夫」という思い込み
危険度の判断を“感覚”に頼ると避難が遅れる。
■ キキクルの便利な使い方(防災士おすすめ)
● スマホのホーム画面にブックマーク
● 家・職場・学校の「3地点」を登録
● 実家や高齢者家族の地域も見ておく
● 大雨時は10分に1回確認
災害時に一番役立つのは“最新の位置情報”。
■ まとめ
キキクルは、
家族の命を守る最高レベルの防災アプリ と言っても過言ではない。
・色が“赤→紫→黒”に変わる前に行動する
・黒を見たら外出は危険。2階以上へ避難
・スマホで常に確認できるようにしておく
大雨時の判断はスピードが命。
キキクルを知っているだけで、避難判断の質が劇的に上がります。

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