8月11日は 「山の日」。
海の日と並んで、夏のレジャーに深く関わる祝日です。
実はこの日は、
「山に親しみ、山の豊かさに感謝する」 ことを目的に作られた祝日。
同時に、山で増える事故・災害について考える重要な日でもあります。
■ 山の日とは?
山に触れ、自然の恵みを感じ、
山の安全と環境保全について理解を深めるための祝日。
● 制定:2014年
● 施行:2016年
● 日付:8月11日(お盆前で登山客が増える時期)
実は日本の祝日の中で“最も新しい祝日”です。
■ 日本に山の日が必要だった理由
日本は国土の 約7割が山。
古くから生活・文化・水資源・防災のあらゆる面で山と共に暮らしてきた国。
● 登山人口の増加
● 自然災害での遭難が増えていた
● 山岳環境の保全が課題
● 子どもたちに自然教育を広めるため
「山を守り、山で命を守る」ための習慣づくりが目的。
■ 山の日だからこそ知っておきたい“山の防災”
山は美しい一方で、災害リスクも多い場所。
特に夏は事故が急増します。
■ ① 山で多い3大事故
● 熱中症
● 道迷い(ロスト)
● 滑落・転落
実は、派手な事故より“地味なトラブル”の方が命に直結します。
■ ② 山の天気は“10分で別世界”
● ゲリラ豪雨
● 雷
● 濃霧
● 強風
● 気温急低下
山の天気は平地の5倍スピードで変わる。
気象アプリでこまめにチェックすることが必須。
■ ③ 事前にやるべき安全対策
● 登山届(スマホでも可)
● ルートを事前確認
● 水・行動食を必ず準備
● 熊よけ鈴・ホイッスル
● ヘッドライト
● 防寒着(夏でも必要)
山をナメない準備が命を守る。
■ ④ 家族・子どもの山遊びで必須のポイント
● 手の届く距離で遊ばせる
● サンダル禁止(滑落・捻挫が多い)
● 川遊びは“上流の雨”で急増水する
● 虫刺され・マダニ対策
子どもの山の事故は防げるものばかり。
■ ⑤ 山の日に家庭でやっておくべきこと
● ハイキング用品の点検
● 熱中症対策グッズの補充
● 山の天気予報アプリをインストール
● 家族で「山の危険」を話し合う
● 登山経験のある人と一緒に行く計画を立てる
“準備してから行く”が山の鉄則。
■ まとめ
山の日は、
山に感謝し、山を安全に楽しむための大切な祝日。
・山の天気は急変
・熱中症・道迷い・滑落が多い
・子どもの山遊びには注意
・装備が命を守る
自然を楽しむためこそ、
自然を知り、安全に向き合うのが山の日の本当の意味です。

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