【防災士が解説】防災×首都直下地震|帰宅困難者と建物被害に備える


■① 首都直下地震の想定シナリオ

東京を中心とした首都圏でM7級の直下型地震が発生した場合、冬の夕方を想定すると次のような被害が見込まれます。

  • 震源:都心南部直下(M7.3)
  • 東京都江東区:震度7
  • 千代田区・港区・渋谷区・世田谷区:震度6強
  • 1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)の面積の約4割が震度6以上

古い木造住宅や建物の倒壊により、5300人が下敷きになり死亡、助けを求める人は4万人を超えると想定。


■② 火災と延焼リスク

  • 夕食時の火使用により最大1100カ所から出火
  • 山手通りなどの住宅密集地で炎を伴うつむじ風による延焼
  • 東京都内:10万棟焼失
  • 1都3県合計:27万棟焼失

地震による死者は最大1万8000人、負傷者は9万8000人に達すると想定されています。


■③ ライフライン被害

首都圏のライフライン被害は甚大です。

  • 停電:1600万戸(前回想定より400万戸増)
  • 水道断水:1400万人
  • 下水道の支障:200万人
  • 都市ガス供給停止:141万戸

交通網も麻痺し、新幹線・JR・私鉄・地下鉄が全線不通となり、駅やターミナルには帰宅困難者が押し寄せる事態が発生。


■④ 防災のポイント

  1. 帰宅困難者に備え、自宅での在宅避難を想定
  2. 感震ブレーカーや家具固定で火災・建物被害を軽減
  3. 非常食・飲料水・簡易トイレなど3日分以上を備蓄
  4. 家族や地域で集合場所や連絡手段を事前に確認
  5. ライフライン停止時の対応策を日頃からシミュレーション

首都直下地震は「いつ起きてもおかしくない災害」です。
事前の備えと家族・地域での共有で、被害を最小限に抑えましょう。

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